佐藤輝明の“最強”示す「7.3」 森下翔太と争いも…12球団トップ数値に見る3冠王の可能性

阪神・佐藤輝明【写真:小林靖】
阪神・佐藤輝明【写真:小林靖】

佐藤輝明のトップ数値が示す貢献度

 阪神の佐藤輝明内野手と森下翔太外野手が繰り広げる熾烈なタイトル争い。主要タイトルはこの2人の一騎打ちになったと言っても過言ではないだろう。3冠王を目指す佐藤にとって“最大の障壁”は、同僚の森下となるわけだが、別の角度から2人の活躍を見ていくと、興味深い数値が浮かび上がってくる。(数字は全て23日時点)

 ここまで、佐藤は打率(.318)と打点(82打点)でリーグトップ。森下は本塁打(31本)で単独1位となっており、それぞれ2位には佐藤と森下がつけている。両者とも優れた成績を残しているが、チームの勝利という括りで2人を比較すると、佐藤の圧倒的な数値が目立つ。

 セイバーメトリクスの指標などを用いてプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)が算出した「WAR」(打撃や投球、守備、走塁を総合的に評価して貢献度を表す指標)では、森下が「5.7」に対して、佐藤は「7.3」となっている。これは12球団トップの数値。4番としてリーグ連覇を目指す打線をけん引している。

 23日のDeNA戦、森下がリーグ単独トップに立つ31号ソロを放つなど4安打3打点の活躍をみせるなか、佐藤は本塁打と打点は残せなかったが、4安打を放ちチャンスメイクで貢献。断トツ1位のWARの指標を証明するかのような成績だった。

 佐藤には及ばないが、森下の「5.7」は、両リーグ2位の数値。虎打線の3番と4番を担うスラッガーが、上位を独占している。ちなみに昨年のWARでも佐藤が1位(7.0)、森下が2位タイ(6.1)。現時点で佐藤は、2冠に輝いた昨季を上回る数値を残している。森下との争いを制し、初の3冠王を掴み取ることはできるだろうか。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~8』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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