ド軍にまたスポンサーも…“ひっそり”提携のワケ 炎上した金満球団、絡み合う複雑な事情

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:ロイター】
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:ロイター】

「スポルティコ」の報道…メッツも7月に別の予測市場企業と提携

 ドジャース、レッドソックス、ブレーブスの3球団が、米国の予測市場大手「カルシ」とスポンサー契約を結んだものの、いずれも公式発表を行っていないことが明らかになった。米スポーツ経済メディア「スポルティコ」が24日(日本時間25日)に報じた。予測市場を巡っては批判も根強く、同メディアは各球団が正式発表を行わなかったことで、SNS上での反発を免れたと伝えている。

 報道によると、メッツが7月に別の予測市場企業との提携を発表した際にはファンから怒りの声が殺到し、大炎上を招いた。バーンスタイン記者は、今回の3球団が「ばつの悪い反発を回避した」と言及。ドジャースやブレーブスが球場広告という控えめな手段を選んだ背景には、SNS上での初期の炎上を回避し、「試合日の背景に違和感のない形で定着させていく」狙いがあるのではないかと分析した。

 さらに、米国で賭博広告の氾濫やトラブルの増加に対して人々の批判が高まるなか、同メディアは、今回の提携が「予測市場業界にとっての広報イメージ刷新戦略の一環」と指摘する。米国の日常生活に溶け込んで信頼性を得るために「歴史を誇る球団に深く入り込むことは理にかなった方法」との見方を示した。

 特にドジャースには、既存スポンサーとの潜在的な対立もある。球団は、先住民部族「ユハービアタム・オブ・サンマヌエル・ネーション」が所有する「ヤーマバ・リゾート&カジノ」からスポンサー提供を受けている。一方、同部族は、カリフォルニア州での予測市場が「部族の主権を侵害している」と考え、予測市場に積極的に反対している。正式発表を控えた背景には、長年のパートナーへの配慮もあったのかもしれない。

(Full-Count編集部)

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