大谷翔平、迫る投手復帰断念のタイムリミット 打撃面に深刻な影響…笑顔の1週間前から急変

投手復帰再開が白紙…打撃面でも影響明らか
【MLB】カージナルス 8ー6 ドジャース(日本時間3日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地カージナルス戦で無安打に終わった。これで12試合、60打席ノーアーチで、同期間の打率は.130。満身創痍でプレーを続ける中、指揮官は後半戦初の休養日の可能性を示唆した。
「まず、ショウヘイについてですが……」「ショウヘイの出場可否について……」「彼とは話し合ったのか?」
試合後の会見では、大谷に関する質問が飛び交った。この日は第3打席から4打席連続三振。スイングも明らかに万全ではなく、指揮官も問題視。「彼と話合いをして、そのあと(出場の)決断を下す」と話した。
左膝の治療のため、球宴を辞退して臨んだ後半戦。当初は二刀流復帰へ快調に見えたが、ここ1週間で事態は急変した。8月22日(同23日)に本拠地でライブBPを行った際には全力で腕を振り、笑顔も見せていた。
30日(同31日)の復帰登板へ向けて順調だったはずが、28日(同29日)のブルペンは軽めの投球に。この時点で、体の状態は芳しくなかったと見られる。ブルペン翌日、大谷の投手復帰日を改めて問われたロバーツ監督の表情は渋かった。
ブルペン調整を行って以来、グラウンドでの投手調整は行っていない。この日の試合前に指揮官は、投手復帰断念についても「可能性の1つ」と話した。
9月頭に投手復帰を目指したのも、徐々にイニングを増やして先発としてプレーオフに臨むためだ。とはいえ、1番打者としての働きもチームにとって重要。怪我の状態が打撃面にも影響を及ぼしている以上は、投手復帰への調整は二の次になる。今月上旬にスローイングを再開できなければ、早々に投手復帰断念に舵を切ってもおかしくない。
今季序盤、5月13、14日(同14、15日)の本拠地・ジャイアンツ戦では、登板日とその翌日ということで2試合連続で野手出場を控えた。その後は17試合連続で出場して打率.415、3本塁打、16打点、OPS1.229の好成績をマーク。怪我が表面化した今と状況は同じではないが、今の状態では何か手を打つ必要があるのは間違いない。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)