巨人20歳が直面した“1球の怖さ” 敗戦後、本拠地の通路で沈痛…落とした視線「申し訳ない」

4回の守備で平凡なゴロを後逸し…その後戸郷が被弾
■中日 3ー0 巨人(8日・東京ドーム)
巨人の石塚裕惺内野手は8日、東京ドームで行われた中日戦に「5番・三塁」で出場し、4打数1安打だった。守備では4回に決勝点につながる痛恨のミスを犯し、試合は0-3で敗れた。2年目20歳の期待の星は「申し訳ない気持ちです」と沈痛な面持ちで帰路についた。
0-0で迎えた4回1死、中日サノーが放った平凡なゴロを石塚が後逸した。先発の戸郷は続く石川昂を三振で2死としたが、花田に左前打を許し一、二塁とされると、岡林に3ランを浴びた。終わってみれば、この試合の唯一の得点シーンとなった。
本拠地の通路で報道陣に囲まれた石塚は「足が止まってしまったので、ミスをしてしまいました」と視線を落とした。戸郷からは「気にすんな、切り替えろ」と声をかけられたというが、「その回に結果的に点が入ってしまって、その点で負けてしまった。あそこでエラーをしなかったらスリーアウトで終わっていたので、申し訳ない気持ちです」。戸郷は自責点ゼロで敗戦投手となってしまった。
優勝争いがかかる終盤戦。1試合の結果が重くのしかかる。石塚は失策前の打席では内野安打を放ったが、失策後の3打席は凡退した。「ミスはつきものだと思うんですけど、その後、切り替えられずに迎えてしまった打席もあった」と振り返る。
「試合に出ている以上、取り返すチャンスがあったので、そういったところを今後に生かしていけるように、そして、バットで取り返すことができる選手になれるように。あとはピッチャーが打ち取った打球はしっかりアウトを取れるように、しっかり練習していきたいと思います」
20歳が直面した“1球の怖さ”。今後の野球人生でも忘れてはいけない試合となったに違いない。
(湯浅大 / Dai Yuasa)