大谷も未到達…神童PCAが驚異「10.0」 現役ではわずか4人、MVP論争は終結か

  • MLB
  • 2026.09.11
カブスのピート・クロウ=アームストロング【写真:ロイター】
カブスのピート・クロウ=アームストロング【写真:ロイター】

ナ・リーグで年間WAR10以上はボンズが最後

 歴史的大台に到達した。カブスのピート・クロウ=アームストロング外野手(PCA)が、MVP投票で重要視される勝利貢献度「WAR」で「10.0」まで数字を伸ばした。“史上最強打者”以来の偉業となり、リーグ最高の栄誉をほぼ手中に収めた可能性が高い。

 PCAは9日(同10日)の敵地ブルワーズ戦に「1番・中堅」で先発出場。3打数1安打1四球で、今季成績は147試合出場で打率.281、41本塁打97打点、OPS.948、36盗塁とした。史上7人目の「40本塁打&40盗塁」まであと4盗塁に迫っている。

 昨年も旋風を巻き起こした24歳は今季大きく飛躍を果たした。攻撃面だけでなく、球界最高級ともいえるセンター守備で何度も投手陣を助け、守備防御点「DRS」は全ポジションで7位の「+16」を誇る。走攻守の圧倒的な完成度の高さが、球界断トツのWAR10.0(「ファングラフス版」)に寄与している。

 WARは積み重ねの数字ではなく、成績次第で悪化することもあるが、現役選手で大台をクリアしたのはほんのわずか。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(2022・2024年)、エンゼルスのマイク・トラウト外野手(2012・2013年)、レッドソックスのムーキー・ベッツ外野手(2018年)、ロイヤルズのボビー・ウィットJr.内野手(2024年)の4人だけ。ナ・リーグでは2002年の“最強”バリー・ボンズまで遡る。

 ドジャース・大谷翔平投手が故障離脱するまで、ナ・リーグMVPは大谷とPCAの一騎打ちと見られていた。ちなみに、大谷のキャリア最高のWARはエンゼルス時代の2022年で「9.2」。投打での史上初となる“ダブル規定”を達成したシーズンだ。今季は開幕から二刀流でフル稼働し、2022年超えを期待されたが絶望的な状況となった。

(Full-Count編集部)

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