大谷不在に「マジか?」 敵地ファンも落胆…空虚感に敵将「彼のような選手は他にいない」

大谷が右上腕二頭筋の炎症でIL入り、敵地にも空虚感
【MLB】マーリンズ ー ドジャース(日本時間12日・マイアミ)
スター揃いのドジャースでも、この日ばかりはどこか空虚感が漂っていた。大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、右上腕二頭筋の炎症のため15日間の負傷者リスト(IL)に入った。本拠地のあるロサンゼルスで調整を進めることになり、マイアミ、シンシナティ遠征に臨むチームには帯同しなかった。
試合開始3時間前に報道陣に開放されたドジャースのクラブハウス。遠征先では大谷、山本由伸、佐々木朗希と並ぶのが“お決まり”だが、この日は奥からフェドゥシア、佐々木、山本、エドマンの順。当然と言えば当然だが、大谷のロッカーは用意されていなかった。
試合前時点で地区優勝マジック「6」。歓喜の瞬間は刻一刻と近づいているが、ロサンゼルスからマイアミへ出張した米メディアはカリフォルニア・ポスト紙、ロサンゼルス・タイムズ、オレンジカウンティ・レジスター紙、ジ・アスレチックの4社のみ。日本メディアもロサンゼルスでの取材時に比べて半数近くに減った。
大谷のIL入りは敵地にも驚きを与えた。球場関係者からは「オオタニ、今回は打者だけか?」と質問され、IL入りする予定だと伝えると、「え!? それはマジか? オオタニが怪我で出られないなんて……」とガッカリした様子を見せた。
スタンドには大谷の背番号17のユニホームやTシャツを着たファンが多数詰めかけていた。マイアミは2023年WBCで侍ジャパンを世界一に導き、2024年には前人未到の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成した縁のある地。年に1度のマイアミ遠征を、現地のファンが心待ちにしていたのは間違いなかった。
敵将のクレイトン・マッカロー監督も温かいメッセージを送った。ドジャースの一塁コーチ時代にシーズン59盗塁を支えた“元相棒”は、馴染みの日本人メディアを見かけると、大谷についてこう語り始めた。
「彼は世界一、いや『惑星一』の選手だ。(二刀流は)肉体的にどれほどハードかはもちろん、精神的にも計り知れない。メジャーの試合で登板しながら打席にも立つなんて、誰かにできるとは未だに信じがたいくらいだ。それほど厳しいことだし……まあ、ショウヘイのような選手は他に誰もいないからね。もし誰かにできるとしたら、それはショウヘイだけだろう」
大谷は最短で23日(同24日)の本拠地・パドレス戦で復帰可能となる。ファンはもちろん、野球界の誰もが“ユニコーン”の復活を待っている。