ド軍への不信感…大谷翔平が「黙っていた訳ではない」 問われる管理体制「懸念増すばかり」

ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】
ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】

「ずっと前からこうなるべきだった」米記者が指摘

 ドジャースは11日(日本時間12日)、大谷翔平投手を右上腕二頭筋の炎症のため、15日間の負傷者リスト(IL)に入れたと発表した。大谷はこれまで故障を抱えながらも出場を続けてきたが、今回のIL入りを受け、米メディアからは球団の管理体制を疑問視する声が上がっている。ポストシーズンを目前に控え、チームが大谷を万全な状態に戻せるのかにも注目が集まっている。

 米メディア「heavy.」のマット・レビィン記者は11日(同12日)、今回のIL入りについて「1週間ほど遅れて、ドジャースはようやく主砲のストップ(IL入り)を決断した」と指摘。日程を考えれば「ドジャースはもっと早くオオタニをILに入れるべきだった。オオタニはポストシーズン直前まで復帰することができないし、怪我に対する懸念は増すばかりだ」と疑問を抱く人が多いとした。

 さらに、デーブ・ロバーツ監督自身も、過去の判断を振り返って後悔しているようだ。11日(同12日)の取材で「今になって振り返ってみると、私たちは時間を遡って彼を是非ILに入れたいと思うだろう」と発言。「でもそのときは、私たち全員4日間(休養を)与えれば十分だと思っていた。でも、現状はこうだ」と語った。

 米ポッドキャスト番組「Dodgers Collective」に出演した米メディア「ジ・アスレチック」のドジャース番、ファビアン・アルダヤ記者も、IL入りの判断は「ずっと前からこうなるべきだった」と断言。「(大谷をILに入れるべきなのでは、という)質問は7月からされ続けていた。ドジャースは可能な限り(大谷を出場させ)続けた」と呆れたような口調で語った。

 続けてアルダヤ記者は、大谷が「明らかにしばらくの間、体の問題を抱えており、打撃に影響がでていた」と指摘。15日間のILに入っても、レギュラーシーズンで残されるのは最大5試合程度だとし、そのうえ「今シーズンは100%でプレーできない」と説明した。一方で「この件は明らかにショウヘイのせいではない。ドジャースに体のことを黙っていた訳ではない」と強調している。

 さらに米メディア「ジ・アスレチック」でドジャース番を務めるケイティー・ウー記者も「ショウヘイ・オオタニの怪我騒動で誰も責められるべき人はいない」とした上で、フルシーズンを二刀流選手として戦ったことで「得られる教訓は何個もある」と指摘。そして今回のIL入りを受け、「今、最大の懸念が現実に。オオタニは10月(ポストシーズン)健康な状態でプレーできるのか?」と疑問を投げかけた。大谷の出場を優先してきたドジャースの判断が、大一番を前に大きな代償となる可能性も出てきた。

(Full-Count編集部)

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