顔面直撃も折れなかった“国の誇り” フィリピン代表が明かした胸中「痛みなんて気にならない」

フィリピン代表のサンティノ・マラバナン【写真:神吉孝昌】
フィリピン代表のサンティノ・マラバナン【写真:神吉孝昌】

フィリピン代表が日本戦で感じたこと「チームとしての一体感、体格の良さ」

 台湾・台北で行われている「第14回 BFA U18アジア野球選手権」に出場するフィリピンU-18代表は12日、スーパーラウンドで韓国代表に0-6で敗れた。「6番・右翼」で先発したサンティノ・マラバナン外野手にはある“アクシデント”が起こっていた。

 4回1死1塁で韓国の9番打者が放った打球がフラフラと右翼に上がった。捕球態勢に入ったマラバナンだったが、ボールが顔に直撃。倒れ込んでしまい、スタッフがすぐさまに駆けつけた。大事には至らなかったものの、途中交代となってしまった。

 試合後、直撃した時の状況を聞くと「痛みなんて気になりませんでした。特にスーパーラウンドという大事な試合だったので。強豪を相手に最後まで食らいついて戦いたかったです」と、悔しさをにじませた。

「フィリピンを代表して戦っていましたし、国を失望させたくなかったんです」と、強い“愛国心”を持って今大会に挑んでいた。

 オープニングラウンドでは同組になった日本代表と9日に対戦した。「日本チームを見て感じるのは、選手層が厚く、チームとしての一体感、体格の良さです」と、野球強豪国から感じることがあったという。

「私たちの国では多くの都市で政府から十分な支援が得られていない現状があります。野球を日本のようにフィリピンでもっと発展させていきたいです」と、母国の野球振興に並々ならぬ決意を語った。

(神吉孝昌 / Takamasa Kanki)

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