DeNA2軍地区Vも「始まったばかり」 村田修一監督が植え付けた“人として”の成長

「選手としてもう一回野球とどう真摯に向き合うかというところから」
DeNA2軍が22日、ファーム・リーグ中地区優勝を決めた。今季から指揮を執る村田修一2軍監督は「選手としてもう一回野球とどう真摯に向き合うかというところから始まった今年だったので、それが成果としてこういう形で出たことはすごく良かったなと感じています」と喜んだ。
鎌ケ谷で行われる予定だった2位・巨人の日本ハム戦が中止となったため、その時点で“初代王者”に決定。午後1時から横須賀で行われた中日戦は6点リードを追いつかれる展開だったが、延長10回にサヨナラ勝ちを収めた。試合後には優勝セレモニーが行われ、村田2軍監督は5度宙を舞った。
就任以来、選手育成とともに「人として」の教育にも力を入れてきた指揮官。靴を並べること、ボール回しをしっかりやること、打ったら走ることを口酸っぱく言うところからのスタートだった。「みんな人の靴を並べられるようになりましたし、打ったら走れとベンチで僕らが言わなくても選手同士で言うようになっている。凡事徹底を自分たちで怠らないようにという声が試合中も出るようになったのは素晴らしいことじゃないかなと」と選手の成長に目を細めた。
一方で「まだまだ始まったばかりなんでね。まだ1年ですし、これを何年も続けながらうちの伝統として、そういうところがまずできない選手はこのチームの一員としては野球ができないというくらいの基盤ができるようにまた続けていきたいなという風に思ってます」と厳しさものぞかせた。
10月3日に静岡で行われるファーム日本選手権(準決勝)への進出が決定した。「彼らが野球するべき場所は1軍のグランドであって、この優勝がすべてじゃないので。1軍のグランドで活躍することを目的に、ファームは通過点なんだということをもう一回再確認しながらぶつかることができれば。勝ち負けは僕が腹を括りますので、あとは思い切ってやってもらう空間を作れればいいかなと思ってます」。2年ぶり2度目のファーム日本一を見据えた。
(町田利衣 / Rie Machida)