由伸だけじゃない…スネルが熱い思いを寄せる別の男 ロッカーに置かれる“兄弟愛”プレート「最高なんだ」

サイ・ヤング賞2度のスネル「勉強になるし、会話もすごく刺激になる」
【MLB】ドジャース 4ー3 ジャイアンツ(日本時間27日・サンフランシスコ)
ドジャースのブレイク・スネル投手は26日(日本時間27日)、敵地で行われたジャイアンツ戦に先発登板。4回を投げ5安打1失点、3奪三振の好投を見せ、10月のポストシーズンに向け不安を完全に払拭してみせた。
前回16日(同17日)のレッズ戦で左股関節の張りを訴え、わずか1回で緊急降板していた。10日ぶりの実戦復帰となったこの日は、立ち上がりから丁寧な投球を披露。「またマウンドに立てて嬉しかった。少し不安定な部分もあったが、とにかくゾーンに投げ込むことを意識した。肩や体への不安は全くない」と試合後に語った通り、最少失点で切り抜ける頼もしい姿を披露した。
順調な仕上がりを見せる球界最高峰のサウスポーだが、試合後のクラブハウスでは投球内容とは別の“ある話題”で持ちきりとなった。スネルの「ブラザー愛」だ。
ドジャースのクラブハウスで、スネルと山本由伸の深い絆はファンからも熱い視線が注がれている。以前の取材でスネルは「ヨシは僕の弟だ。彼のためならなんだってしてあげたいし、投手としても人間としてもクレイジーなほど尊敬している」と惜しみないリスペクトを語っていた。
ところが、今回の試合後のインタビューで同じく先発ローテーションを支える左腕タリク・スクーバル投手について話が及ぶと、スネルはパッと表情を明るくさせた。
「彼の投球を見るのは本当に楽しいよ。自分とは違うアプローチで打者を攻める姿は勉強になるし、会話もすごく刺激になる。彼という『弟』がいてくれるのは最高なんだ」
なんと、山本に対して独占的に注がれていたはずの「兄弟愛」が、8月上旬にトレード加入したスクーバルへも発揮されていたのだ。
実際に今回のサンフランシスコ遠征中のクラブハウスで、スネルとスクーバルのロッカーの間には「BIG BROTHER LOCKER(ビッグブラザーロッカー)」というプレートが設置されている。チーム内でもふたりの仲の良さは公認のネタとなっている。
インタビュー冒頭、「結局、どちらが『兄』で、どちらが『弟』なんですか?」と直球質問が飛ぶと、スネルは「勘弁してくれよ、言わなくても分かってるだろ(笑)」と大照れ。報道陣からは大きな笑いが起きた。
山本にスクーバル――。年下の才能あふれる投手に目がないスネルの興味は止まりそうにないが、マウンドでの圧巻のピッチングと、互いを高め合える「弟たち」の存在こそが、10月のポストシーズンに向かう最強左腕の最高のエネルギー源となっている。