西武・古賀悠斗が喜ぶ「古市らしい輝き方」 同期の“弟分”との絆…新天地でも浸透する愛称に「ペラペラですから」
古賀悠斗は扇の要として攻守でチームに貢献している【写真:岡部直樹】打率はキャリアハイの「.266」と攻撃面でも貢献
西武の5年目、古賀悠斗捕手が攻守で好成績を残している。91試合の出場で打率.266、盗塁阻止率はリーグトップの5割。もともと高かった守備力に加え、今季は打撃面も際立っている。チームの勝利に貢献する活躍の裏には、昨年オフにDeNAへ移籍した古市尊捕手の存在も刺激となっているようだ。
ドラフト1位ルーキー、小島大河捕手との併用もあり今季は4年連続の100試合出場には届かないが、打率はキャリアハイの「.266」としている。これまでの最高が2024、2025年の「.228」だっただけに、大きく改善された。
「一番は、去年のシーズン半ばからノーステップを始めたんですけど、今年は1年間を通してノーステップでいくって自分の中で決断したんです。そこから自主トレ、キャンプとずっとやってきました。自分の中で覚悟して、ブレずにやっているので、それが一番なのかなって」
好成績の要因は打撃フォームにあると分析する。さらに得点圏打率.327と勝負強さも際立っており、過去4年はなかった指名打者としてのスタメンも今季は9試合で任されているのが信頼の証だ。
ノーステップ打法でキャリアハイの好成績を残している【写真:井上学】ノーステップ打法は「僕の中では苦手なところを消す」という利点があるという。打席内でのタイミングの取り方が課題だったが、左足を上げずにボールを待つことで「目線もブレにくくて、コンタクトしやすい」と語る。
2021年ドラフトの同期入団3位の古賀悠、育成1位の古市
かつての同僚の飛躍も大きな刺激となっている。桑原将志外野手のFA加入に伴う人的補償としてDeNAへ移籍した古市だ。2021年のドラフトで中大から3位で入団した古賀悠にとって、四国アイランドリーグplus・徳島から育成1位で入団した古市は3歳下の同期。もっともかわいがっているという“弟分”との関係と現在の活躍ぶりを嬉しそうに語った。
「本当にいろんな話もしましたし、一番一緒にいた時間が長かったですね。野球以外の時でも一緒にいた時間は他の人より長かったかなっていうところはありますね」
古市は9月10日のヤクルト戦でプロ初の本塁打を放ち、お立ち台にも上がった。同日は古賀悠の27歳の誕生日。試合後に古市は「古賀さんの誕生日に1発打ててよかったです、とぜひ書いておいてください!」とアピールしていた。
古賀悠もこの試合結果はチェックしており、当日のLINEのやりとりを明かした。「連絡していたら『誕生日おめでとうございます』というメッセージが来たので、『古賀さんの誕生日だから、ってちゃんと言ったか?』って送り返したんです(笑)。もちろん冗談のつもりだったんですけど、本当に言ったみたいですね」。
(湯浅大 / Dai Yuasa)

