日本人投手の“行動”が「本当のスポーツマンシップ」 韓国SNSで話題「私の考えが浅かった」

韓国代表に敗れた侍ジャパンナイン【写真:アフロ】
韓国代表に敗れた侍ジャパンナイン【写真:アフロ】

韓国は5大会連続でアジア大会制覇

 日本代表選手の律儀な行動に、韓国ファンが注目した。第20回アジア競技大会の決勝戦が27日に豊橋市民球場で行われ、韓国代表が3-1で日本代表を下して5連覇を果たした。試合中には死球を巡り、不穏な空気が漂う場面も。しかし、ぶつけてしまった日本人投手がそのあと見せた“振る舞い”に韓国ファンが心を震わせた。

 場内がピリついたのは、韓国が1点リードで迎えた7回2死一、二塁の場面だ。渕上佳輝投手(トヨタ自動車)のストレートが内角に外れ、6番のユン・ドンヒの左肘付近に直撃した。ユン・ドンヒは怒りの表情でマウンドの渕上を睨みつけた。韓国ナインにとっては兵役免除がかかっているだけに、1球への気合いの入れようは凄まじいものがあった。

 結果としてこのイニングで追加点を奪えなかった韓国代表は直後に追い付かれたものの、8回にキム・ドヨンの勝ち越し打などで再びリードし、9回のピンチを凌いで見事に優勝を果たした。

 試合後にファンに向かってナインが感謝の整列をしていると、ユン・ドンヒの背後に近づいてくる人物がいた。死球を当てた渕上だった。脱帽しながらポンポンと肩を叩き、“謝罪”しているようだった。試合中には鬼気迫る表情だったユン・ドンヒも、渕上の誠実な対応には笑顔を見せ、心温まる光景がグラウンド上に広がった。

 韓国のSNSでもこのやり取りが注目され、「やっぱり社会人だから社会性が抜群だな」「スポーツではプライドを捨ててこういう行動ができる選手の方が、より記憶に残り、長く活躍できるように思う」「あえて謝罪をしなくても通る場面だと思っていたけれど、私の考えが浅かったな」「これぞ本物のスポーツマナーだろ……。あぁ良いな、心が温かくなる」「これこそが本当のスポーツマンシップだ」「銀メダルで悔しいはずなのに、謝罪までするって? えげつない(恐ろしいほどの)品性だな」と、渕上の行動に称賛が送られていた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND