岡本和真は「ほんとに何でも食べる」 なぜ1年目から活躍? 裏方が明かす努力と才能

Bジェイズ・岡本和真【写真:ロイター】
Bジェイズ・岡本和真【写真:ロイター】

アナリストの加藤豪将さん、栄養士の讃井友香さんの証言

 ブルージェイズの岡本和真内野手が27日(日本時間28日)、レギュラーシーズン最終戦を終えた。メジャー1年目の今季は打率.232、33本塁打92打点の好成績をマーク。チーム総本塁打と打点でア・リーグ最下位だった中、両部門でチームトップの数字を残した。新しい環境とメジャーの投手に適応できた要因は何だったのだろうか。1年間、陰で支えてきた日本人スタッフは、岡本の「ある能力」に着目する。

 ブルージェイズのアナリストとしてデータ分析などで選手を支えてきた加藤豪将さんは「リコールというんですけど、一度対戦した選手は忘れないし、覚えている。岡本選手以上に覚えている選手はいない」と驚きを込める。

 今季途中までエンゼルスに在籍したリリーフ右腕のイエーツとは、数年前の巨人時代に親善試合で対戦した経験があったという。今季再戦した際に「そのときどうやって打席に入ったか、全ての配球と結果を覚えていた。一生忘れないですね、これだけ覚えていられるというのは。今年は成長が見られたと思っているので来年が楽しみ」と振り返った。

 さらに、シーズン途中に打席での立ち位置やグリップの位置などを変えながら、投手の配球に対応した適応力についても評価。「ゴルフのクラブが全部違うように、色々なクラブを持ってる。この投手はドライバーとか、この投手は3番アイアンを使うというようにスイングが全然違う。そういう自分のひらめきだったり、体の状態を考えてその日のスイングをデザインできるのはすごい」。

 加藤さんが選手にデータを供給する場合は「100のうち1を使ってくれたら仕事をやってよかったと思える立場」というスタンス。それでも岡本は誰よりもどん欲にデータと向き合っていたという。「岡本選手はどんなデータも吸収して、ピッチャーの全体像をつくっているという感じだった。Too muchという感じはなかったのですごく楽でした」と話した。

 また、栄養士として選手全員のカロリー計算をしながら食事面などでサポートする讃井友香(さぬい・ゆか)さんは「私が言わなくても自分で調整できる。私がこうしなさいというのではなくて自分で調整できる。彼も日本で12年間やってきたので体重管理は自分でできているのかなと思います」と驚きを込める。

 食生活の異なる米国でも苦労は少なかったようで、「ほんとに何でも食べる人。強いて言うなら、お米が大好きなのかなと」と感心する。30歳のルーキーはフィールド上での活躍はもちろんのこと、そこに向かう準備の段階でも規格外の能力を示していたようだ。

 4年6000万ドル(約94億円)の大型契約で移籍したメジャー1年目。環境が大きく異なる中で結果を残せたのは、グラウンド上ではなかなか見えない“異能”にあった。

(Full-Count編集部)

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