正念場の西武のアクシデント連発 エース左腕&リリーフの柱が緊急降板…指揮官明かす現状

楽天戦で指揮を執った西武・西口文也監督【写真:加治屋友輝】
楽天戦で指揮を執った西武・西口文也監督【写真:加治屋友輝】

隅田が初回12球で降板…利き腕の左手首付近にライナー直撃

■楽天 4ー2 西武 (28日・ベルーナドーム)

 パ・リーグ2位につけている西武に、アクシデントが連発。28日、本拠地ベルーナドームで行われた楽天戦に2-4で敗れた。西武は残り3試合で、残り1試合の3位・日本ハムとの差が0.5ゲーム差に縮まった。昨季までの3年連続5位以下から躍進し、4年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めているが、2位確保へ向けて最後の最後に正念場を迎えた。

「骨に異常はないとのことなので、一安心です」。試合終了後、西口文也監督は報道陣の前で胸をなでおろした。

 先発の隅田知一郎投手が初回1死二塁の場面で、小深田大翔内野手が放ったライナーを利き腕の左前腕部に受け、わずか打者3人、12球で緊急降板した。打撲と診断されたのは不幸中の幸いで、仮にリーグトップの防御率2.27を誇る隅田が離脱するようなことがあれば、CSへ向けて一大事だった。

 1死一、三塁で急きょ2番手として登板した山田陽翔投手は、4番のYG安田捕手に狙い通りゴロを打たせたが、昨季ゴールデン・グラブ賞に輝いた一塁手のタイラー・ネビン内野手がファンブル(失策)し、先制点を許す。2回にも遊撃の名手・滝澤夏央内野手の悪送球で失点を重ねたことは、山田にとって不運だった。

 8回には、今季防御率1.88(23試合1勝1敗2ホールド)と奮闘中の中村祐太投手も緊急降板。西口監督は「ちょっと腰の張りが出たみたいですが、大丈夫そうです」と軽症を強調したが、心配されるところだ。

 さらに、その裏の攻撃ではネビンのヘルメットをスライダーのすっぽ抜けが直撃し、相手の久谷瑠投手が危険球退場となった。ネビンはそのまま出場を続け、試合後も日本語で「ダイジョウブデス」と笑顔を見せたが、球場全体が一時騒然となった。

「気持ちを切り替えて、一戦一戦勝つしかない」と西口監督。荒波を越え、2位確保にこぎつけることができるだろうか。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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