3度目の戦力外「うすうす感じてた」 仙台育英では主将…27歳の今後「現役以外にも」

西巻賢二「“野球脳”みたいなところで頑張ってきた部分もあるので」
DeNAは29日、育成の西巻賢二内野手ら10選手と来季の契約を結ばない旨を発表した。仙台育英で主将も務めた西巻は、2017年のドラフト6位で楽天に入団。2020年からはロッテ、2023年からはDeNAへ移籍し、泥臭いプレーと高い野球センスでチームを支えてきたが、自身3度目となる戦力外通告となった。
通告を受けた西巻は「僕自身3度目なので、なんとなく年齢や年数も含めて、試合での起用の感じも含めてうすうす感じてはいたんですけど……」と切実な胸の内を明かした。
「この時期になると毎年ドキドキしながら居るので。なかなか安心していられるような成績を残すことができなかったシーズンが多かった」と振り返りつつも、「ここまでやらせていただいたベイスターズさんには感謝しかないです。正直、昨年の成績は自分のなかでは厳しいかなと思っていたなかで、もう1年チャンスをいただけた」と前を向いた。
今後の進路については、現役続行の可能性を残しつつも視野を広げている。
「現役をゼロにしたわけではないので。ただ現役でやるならNPB、もしくは頭の片隅には台湾だったり韓国というアジアの野球もゼロにはしていない。ただ現役以外にも教える側だったり選手を発掘する側だったり、基本的には興味はあるので」
なお、12球団合同トライアウト受検については「今のところは正直考えていない」とし、イースタン・リーグ等に参入している新球団への加入も「日本だったら12球団に絞ってしか考えていない」と一線を引いた。
3球団を渡り歩いた9年間。過酷なプロの世界で培った経験は大きな財産だ。
「やっぱりこの世界はその人自身ですべてが決まってしまう。プロの世界での準備の大切さという部分はすごく学んだプロ生活でした。自分のこれまでのキャリアを考えたときに“野球脳”みたいなところで頑張ってきた部分もあるので、そういうのを活かせる場所を探しながらやれたら」
「野球界から離れるということはちょっと考えにくい。野球界には関わっていきたいという思いでいます」と語った27歳。3度の苦境を乗り越えてきた男が、次なるグラウンドでどんな道を切り拓くのか注目される。
(Full-Count編集部)