143勝右腕に不正疑惑…首元に“謎の物質” 米メディア指摘「あまりにも露骨すぎる」

  • MLB
  • 2026.10.02
ヤンキース戦に登板したRソックスのソニー・グレイ【写真:ロイター】
ヤンキース戦に登板したRソックスのソニー・グレイ【写真:ロイター】

レッドソックスはヤンキースと対戦した

【MLB】ヤンキース 9ー2 Rソックス(日本時間1日・ニューヨーク)

 通算143勝を記録しているレッドソックスのソニー・グレイ投手に、不正な粘着物質の使用疑惑が浮上している。9月30日(日本時間10月1日)に行われたヤンキースとの地区シリーズ進出をかけた一番で、首元についた“謎の痕”と投球動作が物議。米メディアがスロー映像を交えて指摘すると、ファンからは「あまりにも明白」「ただのロジンと汗だ」と賛否両論が巻き起こっている。

 疑惑のきっかけとなったのは、米メディア「ジョムボーイ・メディア」の創設者ジミー・オブライエン氏がX(旧ツイッター)に投稿した動画だ。グレイの首元に黒い跡があることに着目し、投球間に右手で同じ箇所を触ってからボールを握る動作を繰り返していたと指摘した。

 オブライエン氏は番組内で「最初は『いやいや』と思ってたんだけど……ほら、ここだよ。ベタベタしたものがついている。気持ち悪いな。手にアップルソースみたいなものがついていて、それを首にこすりつけたように見える。梱包用テープをドライヤーで溶かしたようなベタベタしたものが一面についているように見える。あまりにも露骨すぎるよ」と呆れ気味に言及した。

 MLBでは規則に沿ったロジンの使用を除き、投手が不正な粘着物質を使用することを厳しく禁止している。違反が認定された場合は即時退場となり、10試合の出場停止処分が科される。過去には2014年にヤンキースのマイケル・ピネダ投手が首元に松ヤニを付けて登板し出場停止処分を受けたほか、2021年にはゲリット・コール投手にも疑惑の目が向けられた経緯がある。

 グレイはこの試合、4回2/3を投げて6安打2失点、5奪三振で降板。チームは2-9で敗れ、敗退が決まった。早期降板の理由についてオブライエン氏は「もしかしたら『ああ、問題になってほしくないな』ということだったのかも。ネット上で笑いものにされることや、粘着物使用による出場停止処分から自分の選手を守ったんだ」とチャド・トレーシー監督の意図を推測し、皮肉を交えて語った。

 この指摘に対し、米ファンの間でも意見が真っ二つに分かれている。「あまりにも明白だった。どうして見逃したんだ?」「今季ずっとこれを使っていたのか気になるな」「2026年にもなって粘着物とかヤバすぎる」と厳しい批判の声が上がった一方で、疑問を呈するコメントも相次いだ。

「馬鹿なのか? ただのロジンと汗と土だろ」
「シリーズを勝ち抜いた夜に、祝うのではなく、こんなことに文句を言っているのを想像してみてくれよ」
「冗談だろう? 彼は毎試合やっている。投球前にいつも首を触るんだ」

 なお、現時点でグレイが禁止物質を使用したと公式に認定された事実はなく、試合中も審判から違反を指摘されていない。しかし、地元ラジオ局「WFAN Sports Radio」のクレイグ・カートン氏によると、MLB側もすでにこの件を把握しており「MLBにこの件について調べたのかと聞いた。回答はイエスだった」と明かしている。MLBが今後どのような判断を下すのか、関心が集まっている。

【実際の映像】首元に“謎のベタベタ”…グレイのピッチング映像

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