山本由伸の大ピンチで「これはお前の試合だ」 キケがかけた「汚い言葉」の真相

ドジャースのエンリケ・ヘルナンデス【写真:小谷真弥】
ドジャースのエンリケ・ヘルナンデス【写真:小谷真弥】

キケは5回ピンチで山本由伸へ声がけ

 ドジャースのエンリケ・ヘルナンデス内野手が7日(日本時間8日)、先発のマウンドで窮地に立たされていた山本由伸投手に送った「汚い言葉」の真相を明かした。

 前日6日の地区シリーズ第3戦。5回1死満塁のピンチの場面だった。ヘルナンデスは三塁からマウンドへ歩み寄り、激しい言葉遣いで山本に語りかけていた。山本は「『自信を持っていけ』みたいな感じでした。汚い言葉でしたけど(笑)。すごい励まされました」と語っていた。

 翌日の取材に応じたヘルナンデスは、当時のマウンドでの会話について苦笑交じりに振り返った。「ロッカールームで信頼関係を築く中で、各選手がどんな言葉で奮起し、何が必要かを知ることが重要なんだ」と前置きした上で、「あの瞬間、彼を叱りつける必要はなかった。ただ『これはお前の試合だ。ブルペンで誰も肩を作っていない。僕たちはお前を信頼しているし、この局面を切り抜けられると知っている。自分にプレッシャーをかけすぎず、そのまま投げ込め』と安心させ、自覚を促したかった」と明かした。

 山本とのコミュニケーションについて問われると、「彼は僕が出会った中で最も賢い選手の一人だ」と絶賛。「誰が見ていないところでも自宅で英語のレッスンを受けていて、普段の会話も問題なくこなせる。僕たちの間には強い信頼関係がある」と語り、言葉の壁を越えた絆に胸を張った。

 極限のプレッシャーがかかるポストシーズンの舞台。経験豊富なキケの熱い言葉と固い信頼を背に受けた18番が、チームを力強く牽引している。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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