称賛された村上宗隆のさりげない工夫「負担が減る」 OBが解説…好守を生んだわずかな「コース」

VR映像で分析…走者の肩口を通した正確な送球
ホワイトソックスの村上宗隆内野手は8日(日本時間9日)、本拠地でガーディアンズとのア・リーグ地区シリーズ第4戦に「4番・一塁」で先発出場。1安打1打点も、チームは5-9で逆転負けを喫した。シリーズ突破を持ち越しとなったが、村上の一塁守備での好判断と、正確な送球を元メジャーリーガーが称賛した。
米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBトゥナイト」は試合翌日の9日(同10日)、村上の守備を取り上げた。2点リードで迎えた4回無死一塁、マルティネスの打球を捕った村上は、素早く体を回転させて二塁へ送球し、すぐに一塁ベースへ戻って併殺を完成させた。
番組でコメンテーターを務める元パドレスの一塁手として活躍したヨンダー・アロンソ氏が「お気に入りの併殺プレーを観てみよう」と紹介。「併殺打を必要としている重要な場面だ。ムラカミはそのことを理解しているし、打者は(俊足の)左打者ということも理解していた」と、村上の状況判断が優れていたと評価した。
さらに、アロンソ氏はVR映像を使ってプレーを深掘りした。「キャッチしたあと、大男(一塁走者のナサニエル・ロウ)が二塁へ走っていたが、彼(村上)は投げるコースがあることを把握していた」と指摘。「彼(ロウ)の右肩付近にスリークォーターで弾丸の送球できると。しかも(一塁ベースへ)戻る時間もあったので、(遊撃手の)モンゴメリーも(迷うことなく)送球することができた」と解説を加えた。
現役時代、一塁守備に定評のあったアロンソ氏は「こういう併殺打を生み出すことができる一塁手が(チームに)いると、内野手と投手にとっては随分と負担が減る」と、村上の守備がチームにもたらす価値の大きさを強調。打撃はもちろん、守備でもポストシーズンでの活躍を期待した。