山本由伸にOBが感じていた異変 続投には理解も…指揮官が見逃した“危険サイン”

ドジャース・山本由伸【写真:黒澤崇】
ドジャース・山本由伸【写真:黒澤崇】

イエリッチの打席で交代も考えられたが…ヤング氏の見解

 ドジャースの山本由伸投手が12日(日本時間13日)、敵地で行われたブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦に先発したものの、3回途中3失点でKOされた。この降板タイミングについて、ダイヤモンドバックスなどで活躍した通算191本塁打&142盗塁のクリス・ヤング氏が「危険サイン」があったと指摘しつつも、指揮官の難しい判断に理解を示す見解を語った。

 1点リードの3回、山本は先頭から2四球などで2死満塁のピンチを背負うと、バウアーズとの対戦で12球を費やして四球を与え、続く左打者のイエリッチに勝ち越し2点適時打を浴びて降板した。第1戦に続き2連敗を喫したチームにおいて、エースの早期交代劇はなぜ起きたのか。

 13日(日本時間14日)に米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組に出演したヤング氏は、バウアーズの打席で疲労やピッチクロックの影響を感じたと分析。「私なら彼に『おやすみなさい』と言って、1人前の打者で交代させる。イエリッチが打席に立つ前だ」とし、「バウアーズの打席を見ると、12球を投じ、この回35球以上を投げ、(結果的に)75球を投じた。疲労を感じているように見えた」と明かした。

 山本はこの対戦中にピッチクロックの故障を訴えた。同氏は「時間を稼ごうとしたように思う」とし、一息つく時間を求めていたと見る。そして「バウアーズとの対決に敗れて、(テンションが)少し萎んでしまったように感じた」と不穏な兆候を指摘。一方で「でも、デーブ・ロバーツ監督がイエリッチの打席の前にヤマモトを交代させるのは、最高に難しい決断だ。だって(山本は)ポストシーズン(8勝)1敗の史上最高のエリートな投手の1人だ」と指揮官の心理に理解を示した。

 番組司会のブライアン・ケニー氏も「(球界最高の投手の)ヨシ・ヤマモトなので(イエリッチと)対戦する権利はあると思ってしまいます」と同調。異変を察知しながらもエースへの信頼ゆえに判断が割れた継投劇。悔しい黒星となった背番号18が、この教訓を胸に本拠地ドジャースタジアムでの次なる大一番で名誉挽回の投球を見せてくれるか期待したい。

(Full-Count編集部)

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