敵地でOPS1.015を誇る大砲、防御率0.00の左腕 10年ぶり日本Sへ…鷹攻略のキーマンは?

最多勝右腕の大一番での快投にも期待
みずほPayPayドームで14日から開幕する「2026 パーソル クライマックスシリーズ パ」(以下、パーソル CS パ)ファイナルステージ。ファーストステージを突破した3位日本ハムは、パ・リーグ3連覇を果たしたソフトバンクと3年連続で相対する。
シーズンの対戦成績は18勝5敗2分とソフトバンクが大きく勝ち越された。難敵攻略へ、日本ハムのキーマンとなるのはどの選手か。各選手が今季記録したみずほPayPayドームでの成績と、ソフトバンクとの対戦成績を紹介する
投手陣の対ソフトバンク成績を見ると、対戦成績が示す通り、シーズン10先発以上した8投手のうち6投手が対戦防御率5点台以上と苦戦を強いられた。その中で一定の成績を残したのが、加藤貴之と山崎福也だ。加藤貴は9月10日にみずほPayPayドームで7回3失点と好投。山崎は最終対戦となった9月4日は4回2/3を4失点と崩れたものの、それまでの2先発では7回1失点、6回1失点と好投した。山崎はファイナルステージ初戦の先発を務める。ベテラン先発左腕の2人が重要なキーマンとなりそうだ。
また、最高勝率と最多勝の2冠に輝いた北山亘基もファーストステージでの登板はなかった。今季はみずほPayPayドームおよびソフトバンク戦で苦戦したものの、大一番での快投に期待がかかる。
リリーフ陣では、柳川大晟が対ソフトバンク防御率1.50、上原健太が同1.80。堀瑞輝は10試合に登板して無失点、WHIP0.39と完璧な成績を残した。柳川は1試合のみの登板だが、3投手ともにみずほPayPayドームでは無失点を誇っている。
一方で、今季安定した活躍を見せた島本浩也は、夏場に打ち込まれる試合があり対ソフトバンク防御率6.75。田中正義も中盤以降に崩れ、同16.20と苦しんだ。孫易磊は同4.82だが、7月以降、リリーフに配置転換されてからは5試合で5回1/3を1失点に抑えている。
10年ぶり日本Sへ主力野手陣が示す存在感
野手陣では、打率.313で首位打者に輝いたフランミル・レイエスがソフトバンク戦でも打率3割超を記録。また万波中正も打率.324、OPS.888をマークし、シーズン成績(打率.257、OPS.772)を大きく上回る相性の良さを見せている。特にみずほPayPayドームでは9安打のうち3本が本塁打、OPS1.015の高い数字を残した。
清宮幸太郎は対ソフトバンク打率.288、野村佑希は同.296を記録し、ともに5本塁打を放つなど主力野手陣は堅実な成績を残している。
一方で、今季50試合以上100試合未満の出場にとどまった野手陣は苦戦傾向にある。その中でも田宮裕涼は敵地で打率.318、ロドルフォ・カストロが同.250、2本塁打と存在感を示した。短期決戦のポストシーズンで爆発する選手の登場が望まれる。
2016年以来、10年ぶりの日本シリーズ出場を目指す日本ハム。昨季の「パーソル CS パ」ファイナルステージでは王者ソフトバンクと最終戦までもつれ込む激闘を演じたが、今季は勝率.217と大きく負け越した。対戦成績では厳しい状況にあるものの、何が起こるか分からないのがポストシーズン。シリーズ突破には5勝が必要という厳しい条件を跳ね返し、短期決戦で奇跡のドラマを起こせるか注目される。
(「パ・リーグ インサイト」東海林諒平)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)