巨人が選択した「高校生指名ゼロ」 振り切ったドラフトも…下位から生まれた“坂本の後継者”

泉口と佐々木は120試合以上に出場、森田も33登板で12ホールド
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が22日に都内のホテルで行われる。“異例”とも言われながら結果を残したのが、巨人の2023年ドラフトだ。支配下では高校生を指名せず、大学生1人と社会人4人を獲得。即戦力を重視して迎えた5人は、3年目の今季全員が1軍に出場した。下位指名から主力が育ち、育成組も台頭。投打に戦力を送り込んでいる。
阿部慎之助監督の就任直後だった。1位では中大の西舘勇陽投手を日本ハムとの競合の末に引き当て、2位からは森田駿哉投手、佐々木俊輔外野手、泉口友汰内野手、又木鉄平投手と4人続けて社会人を指名。中でも、4位で獲得した泉口は、チームに欠かせない存在となった。
NTT西日本から入団した泉口は、1年目こそ66試合で打率.201だったが、昨季はリーグ2位の打率.301と躍進。遊撃手としてゴールデン・グラブ賞とベストナインをダブル受賞し、今季も129試合で打率.264、8本塁打、49打点と結果を残した。
同じく社会人から加わった佐々木と森田も、それぞれの持ち場で力を発揮した。日立製作所出身の佐々木は過去2年間本塁打0本だったが、今季は123試合で打率.253、10本塁打、39打点。Honda鈴鹿出身の森田は33試合で12ホールド、防御率3.38と救援陣を支えた。ともに11月のアジアプロ野球チャンピオンシップに臨む侍ジャパンにも選ばれ、今度は日本代表として戦う。
上位、下位を問わず、1軍で出番を得ているのもこの年の特徴だ。西舘は1年目に20ホールドを挙げ、リーグ優勝に貢献。先発に転じた今季は14試合で2勝4敗、防御率3.00だった。日本生命から入った5位の又木も、5試合で1勝1敗、防御率4.80と白星を記録。役割や出場機会に違いはあっても、支配下で指名された全員が1軍の戦力となった。
成果は即戦力として迎えた5人にとどまらない。育成7位の平山功太内野手は今季、支配下登録を勝ち取り、40試合で打率.248、3本塁打、11打点、5盗塁。育成3位の宇都宮葵星内野手も6試合に出場し、1軍初安打を放った。
(Full-Count編集部)