“4位まで全員野手”ヤクルトの狙いと宿題 OBが指摘する投手層「数としてどうか」

1位から4位まで野手を指名
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が22日、都内のホテルで行われ、ヤクルトは1位で東京ガスの藤澤涼介外野手を単独指名した。2位は東北福祉大の佐藤悠太外野手、3位は明大の福原聖矢捕手、4位は都城高の高田瑛大内野手と、上位4人をすべて野手で固めた。
現役時代にヤクルト、日本ハム、阪神、横浜で捕手としてプレーし、2017〜18年にはヤクルトでコーチも務めた野口寿浩氏は、まず狙いに理解を示した。
「得点力不足が響いたところがあったので、野手に行ったのはわかります」
今季の課題を打線に見た、明確な意思表示といえる。そのうえで、野口氏が気にかけたのは投手陣の層だ。他球団が大学生投手を上位で確保した中、ヤクルトは大学生投手の指名がなかった。投手は5位でBCリーグ茨城の川平真也、6位で日本製鉄室蘭シャークスの石澤大和と、5位以降の指名にとどまった。
「もう少しピッチャーを取っておかなくて大丈夫かな、とは思います。素材が良さそうな投手は何人かいますが、数としてはどうか。その分を、どうやって補っていくのかなと」
シーズンを戦い抜くには、先発もリリーフも相応の枚数が必要になる。1軍で離脱者が出た時、ファームから誰を送り出せるか。投手陣の厚みは、長いシーズンほど順位に響く。
もちろん、ドラフトだけが補強の手段ではない。今後のトレードや外国人選手の獲得、そして在籍する若手投手の成長次第で、層は厚くなりうる。
打線の強化に振り切った今年の指名が、来季どんな形で実を結ぶのか。古巣を知る野口氏は、投手陣の底上げにも期待を寄せている。
(Full-Count編集部)