1週間で16人が戦力外&退団 FA加入から1年で構想外…広島は大量6人、進む人員整理

日本ハムを退団する福谷浩司、楽天・伊藤光、広島・ケムナ誠(左から)【写真:冨田成美、栗木一考、小林靖】
日本ハムを退団する福谷浩司、楽天・伊藤光、広島・ケムナ誠(左から)【写真:冨田成美、栗木一考、小林靖】

広島はドラフト2日後に6人を戦力外…日本ハム福谷、楽天伊藤も構想外

 プロ野球の第2次戦力外通告期間が18日に始まり、1週間が経過した。24日までに5球団で計16選手の戦力外や退団が発表された。22日にはドラフト会議が行われ、各球団が新たな戦力を獲得した一方、来季の構想から外れる選手も続出。FA加入からわずか1年で戦力外となったベテランや、将来を嘱望された若手も厳しい現実に直面した。

 最も多くの選手に通告したのは広島だ。24日にケムナ誠、長谷部銀次、松本竜也、日高暖己、辻大雅の5投手と中村貴浩外野手の計6人に来季の契約を結ばない旨を伝えた。ケムナは2020年から3年連続で40試合以上に登板。松本も新人だった2022年に50試合に登板したが、近年は出場機会を減らしていた。

 若手にも容赦はなかった。22歳の日高は2024年、FA移籍した西川龍馬外野手の人的補償としてオリックスから加入。ドジャース・山本由伸投手に似た投球フォームから“由伸2世”とも期待されたが、広島での3年間は1軍登板がなかった。今季36試合に登板した辻も支配下契約を外れることになった。

 広島は第1次期間にも昨季の首位打者・小園海斗内野手ら4人を戦力外としており、今オフの通告者は計10人に達した。22日のドラフトでは育成を含めて9人を指名。3年連続Bクラスに沈んだチームは、来季の巻き返しへ大幅な人員整理を進めている。

 実績あるベテランにも厳しい判断が下された。楽天は20日、伊藤光捕手に来季の契約を結ばない旨を通知したと発表。昨オフにDeNAから海外FA権を行使して加入したばかりだったが、今季は22試合で打率.133、1本塁打、2打点。新天地での挑戦はわずか1年で区切りを迎えた。

 同じ20日には日本ハムが福谷浩司投手の退団を発表した。2024年オフに中日からFAで加入し、今季は12試合で0勝1敗、防御率4.26。自身のnoteでは8月に来季の構想外を伝えられていたと明かした。現役続行への意欲を示しており、新天地を模索することになる。

 日本ハムは19日にも松岡洸希投手、梅林優貴捕手、明瀬諒介内野手の3人に戦力外を通告した。松岡は西武から現役ドラフトで加入後、育成契約を経て今季再び支配下登録を勝ち取ったが、再度構想外に。2023年ドラフト4位で入団した明瀬も、プロ3年目で厳しい判断を受けた。

 阪神は19日に島田海吏、豊田寛の両外野手、23日には長坂拳弥捕手を戦力外とした。プロ10年目の長坂は2022年に自己最多の27試合に出場したが、今季は1軍出場なし。球団がドラフトで捕手を指名した翌日の通告となった。第1次期間に通告した育成6人を含め、今オフの戦力外は計9人となった。

 ロッテは24日、森遼大朗、早坂響の両投手に来季の支配下契約を結ばないと通知した。森は右肘の手術を経て今年7月に支配下復帰したばかり。高卒3年目の早坂も昨季は1軍で9試合に登板したが、今季は登板機会がなかった。

 第1次期間には11日間で82選手が戦力外となった。第2次期間も実績組から若手まで幅広い世代に通告が及んでいる。期限は30日まで。日本シリーズが開幕し、頂点を争う戦いが続く一方、各球団では来季を見据えた選手の入れ替えが進んでいる。

(Full-Count編集部)

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