織田翔希は「ドジャース」有力視 地元紙報道…契約金最大7.8億円、日米格差も指摘

横浜・織田翔希【写真:加治屋友輝】
横浜・織田翔希【写真:加治屋友輝】

「日本のプロ野球にとって存亡の危機」

 プロ野球のドラフト会議で巨人から1位指名された横浜高の織田翔希投手について、ドジャースが獲得の有力候補に浮上していると、地元紙カリフォルニア・ポストが伝えた。

 最速157キロの直球を武器とする織田は、大学進学を含めた米球界への挑戦を表明していた。巨人が単独1位指名で交渉権を獲得したものの、球界関係者の間ではドジャース入りが有力視されているという。

 同紙は松坂大輔やダルビッシュ有、大谷翔平、佐々木朗希らがNPBで実績を積んでから海を渡った経緯に言及。織田のような大物アマチュア選手が直接メジャーを目指す動きについて「日本のプロ野球にとって存亡の危機と受け止められている」と指摘した。

 背景には、海外移籍を取り巻く制度的な壁と金銭面の格差があると分析している。日本球界では海外FA権の取得に原則9シーズンの出場登録日数を要し、それ以前の移籍は所属球団によるポスティング容認が必須となる。だが、同制度の行使を認めない方針を取る球団もあり、入団後に本人の希望通り早期移籍できる保証はない。

 さらに契約金の格差も大きい。日本のドラフト指名選手への契約金は「最高1億円(出来高5000万円)」という申し合わせの上限が事実上固定化されている。一方、MLB球団には国際アマチュア選手獲得用の契約金枠(ボーナスプール)が割り当てられており、各球団は枠内で自由な配分が可能となっている。ドジャースの昨年の契約金枠は約720万ドル(約11億円)に上り、あるMLB球団スカウトは織田の契約金が300万〜500万ドル(約4億7000万〜7億8500万円)規模に達する可能性があると試算したという。

 同紙は、大谷や山本由伸らを擁して日本国内での存在感を高めるドジャースの優位性を挙げつつ、12月に控えるMLBの労使協定失効に伴うロックアウトの可能性が交渉日程に影響を与える見通しも伝えている。

(Full-Count編集部)

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