名門ヤ軍が注目するNPB右腕 スカウトは懸念材料を指摘も…“無視”できないNYの内部事情

「ニューヨーク・ポスト」が報じた
西武の広池浩司球団本部長が30日、平良海馬投手のポスティングシステムを利用したメジャー移籍を容認すると発表した。救援、抑え、先発のすべてでタイトルを獲得した26歳右腕に対し、米紙「ニューヨーク・ポスト」のダン・マーティン記者は、名門ニューヨーク・ヤンキースが「視察してきた球団の中に含まれている」と報じ、合致する理由を解説している。
2017年ドラフト4位で入団した平良は、新人王や最優秀中継ぎ、最多セーブを獲得し、今季も23試合先発で12勝5敗、防御率1.36で最優秀防御率に輝いた。米スカウト陣は173センチという体格から「耐久性に疑問」を呈する声もあるが、最速160キロの剛速球を備え「リリーフこそが最も適した持ち場だ」とし、高評価している。
ヤンキースが関心を寄せる背景には手薄なブルペン事情がある。サイ・ヤング賞候補のキャム・シュリットラーやゲリット・コールら先発陣が強固な一方、守護神デビッド・ベッドナーをはじめ多数の救援陣がFA市場へ出ている。さらにフェルナンド・クルーズの肘負傷離脱も重なり、補強が急務となっている。
さらに事態を複雑にしているのが、12月1日に失効予定の労使協定に伴うロックアウトの懸念だ。45日間の交渉期間が一時凍結されるリスクがあるため、佐藤輝明や伊藤大海らとともにポスティングが見込まれる平良を巡り、ヤンキースなどの各球団は早期決着へ向けて交渉プロセスの加速を強いられるとみられている。
同紙は「タイラはその小柄な体格にもかかわらず先発に適した球種構成を持っているが、耐久性に疑問を呈する球団もある」と課題を指摘しつつも、名門再建の切り札候補として熱視線を送っているようだ。
(Full-Count編集部)