西武・平良海馬は“30球団OK”「どこへでも行きたい」 ポスティング容認に喜び「単純にうれしい」

ポスティング申請は11月1日の見込み…「交渉期間は長い方がいい」
ポスティングシステムによるメジャーリーグ挑戦を球団から容認された西武・平良海馬投手が31日、埼玉県所沢市内で報道陣の取材に応じた。夢のメジャー移籍の第一歩を踏み出し、「単純にうれしい。ここから頑張りたい」と意気込みを語った。
平良は2017年ドラフト4位で、沖縄・八重山商工高から西武入り。当初はリリーフとして活躍し、2020年に新人王、2022年に61試合1勝3敗34ホールド9セーブで最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。クローザーを務めた2025年には54試合31セーブで最多セーブ、先発に転向した今季は23試合12勝5敗、防御率1.36で最優秀防御率に輝いた。
通算では325試合37勝24敗111ホールド62セーブ、防御率1.78をマークしている。ここ数年、球団にメジャー移籍の希望を訴えてきた経緯がある。
前日(30日)に、広池浩司取締役球団本部長から直接、ポスティング容認を伝えられた。広池本部長はその後、報道陣に「平良はチームの要望に応じて、いろいろなポジションで投げてくれて、なおかつ最高の成績を収めてくれた。今度は球団側が彼の願いを叶える番なのかなと思いました」と説明していた。
この日、トレーニングウェア姿で報道陣の取材に応じた右腕は「ここから頑張りたい」と、夢への実現が前進したことに喜びを見せた。「(行きたい球団は)全く無い。自分を必要としてくれる場所があれば、どこへでも行きたい」とし、“30球団OK”の姿勢を示した。
本来、ポスティングシステムによるMLB球団との契約交渉期間は、全30球団に契約可能選手として公示してから45日間だが、メジャーリーグでは今オフ、新労使協定締結へ向けた労使交渉が難航しており、契約交渉の期限が日本時間12月2日に前倒しされ、交渉期間が短縮される可能性が取り沙汰されている。平良としては早めの対応が求められる事態となっている。
1日に申請を出すか、と問われると「代理人(ボラス氏)に任せていますが、交渉期間は長い方がいいので、そうなると思います」と、11月1日に申請する見込みだという。
海を渡ることが正式に決まり、描く夢は大きい。「サイ・ヤング賞は投手ならみんなが取りたいと思うので、目指していきたい」。アジア人投手で過去にサイ・ヤング賞を受賞した選手は皆無で、最高位はダルビッシュ有(2013・2020年)、前田健太(2020年)の2位。平良は史上初の栄誉を目指す。
(Full-Count編集部)