松井監督「いい質問だね」 “ド直球”に真摯対応…26歳は感激「打撃がもっと好きに」

松井監督へ知念が質問「ホームランの打ち方を教えてください」
巨人の知念大成外野手が1日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた秋季キャンプで松井秀喜新監督へ果敢なアプローチを見せた。グラウンドでベンチに座る指揮官を見つけると、歩み寄って投げかけたのは「ホームランの打ち方を教えてください」という“ド直球”な問いかけだった。
現役時代に日米通算507本塁打を放ったレジェンドに対し、いきなりの単刀直入な質問。松井監督の表情は緩み、「いい質問だね」と優しく受け止めたという。
当初「自分からアドバイスはしない」と方針を口にしていたレジェンドに対し、選手から直接教えを請うたのは知念が初めて。知念は「自分に足りないものは長打力。来年に向けて少しでもプラスになればと、パッと出た言葉だった」と振り返る。緊張の中で勇気を振り絞った26歳に対し、指揮官は身振り手振りを交えながら、約5分間、自身の感覚や打撃の極意を惜しみなく噛み砕いて伝授した。
松井監督から授かったのは、「ボールを迎えに行かず、体を無駄に振らないこと」。昨季15試合出場して29打数8安打の打率.276、0本塁打、2打点だった知念は「動かない方がしっかり捉えられてボールが飛ぶという感覚を教えてもらった。自分になかった感覚で、すごく引き込まれた」と目を輝かせた。
少年時代からテレビ越しに背中を追ってきたスラッガーからの金言に、「会話をするだけで力をもらえた気分。バッティングがもっと好きになりました」と笑顔を見せた。世界の頂点を極めた新指揮官の懐の深さに背中を押され、飛躍を期す来季へ向けて確かな手応えを掴んでいた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)