FA移籍から2年…“3/5”に訪れた転機 15億円契約も異例のトレード、厳しい戦力外通告

甲斐は楽天へトレード、福谷は退団、茂木は戦力外に
巨人から楽天へ金銭トレードで移籍した甲斐拓也捕手が3日、入団会見に臨んだ。2024年オフにソフトバンクからFA移籍した巨人には、5年契約の途中ながら2年間の在籍にとどまった。同じオフにFA権を行使し、国内の他球団へ移籍した選手は5人。そのうち福谷浩司投手、茂木栄五郎内野手を含む3人が、この秋に移籍先を離れることになった。
甲斐は5年総額15億円(金額は推定)の大型契約で巨人に加入。昨季は68試合で打率.260、4本塁打、20打点を記録したが、今季は13試合の出場にとどまった。水野雄仁編成本部長は移籍について「なんとか、いい形で甲斐選手が活躍できる場をと思って」と説明。契約期間を残しての移籍となり、再びパ・リーグで出場機会を求めることになった。
中日から日本ハムへ移った福谷は、10月20日に退団が発表された。移籍後はすべて救援で登板したが、2年間で計26試合、1勝。楽天からヤクルトに加入した茂木も、同26日に戦力外通告を受けた。2年契約で迎えられたものの、昨季は7月に左膝半月板の手術を受け、今季も24試合の出場。2年間で計77試合にとどまり、契約を更新されなかった。
ソフトバンクからロッテに移籍した石川柊太投手も、苦しい2年目を過ごした。昨季は19試合に登板して4勝7敗、防御率4.62。今季は6試合で0勝1敗、防御率7.63と成績を落とし、投球回も前年の103回1/3から15回1/3へ大きく減った。
一方、移籍先で先発ローテーションを支えているのが九里亜蓮投手だ。広島からオリックスに加入した昨季は11勝を挙げ、今季も27試合で9勝12敗、防御率3.19をマーク。2年続けて規定投球回を上回り、計20勝、328イニングを積み上げた。環境を変えても登板を重ね、長いイニングを投げる持ち味を発揮している。
宣言残留を選んだ阪神の大山悠輔内野手も、変わらず主軸を担っている。残留後は2年続けて141試合に出場し、今季は打率.285、20本塁打、85打点といずれも前年を上回ってリーグ連覇に貢献した。同じオフにFA権を行使してから2年。移籍先や古巣で役割を果たす選手がいる一方、国内の他球団へ移った5人のうち3人は、新天地での次のシーズンを迎えずに転機を迎えた。
(Full-Count編集部)