松井監督「嫌だよ」と即座に拒絶…巨人育成23歳が志願した”禁断の直接対決”

巨人・松井秀喜監督【写真:井上学】
巨人・松井秀喜監督【写真:井上学】

理想像は元阪神の遠山昭治…目標は「早く支配下に」

 巨人の育成左腕・河野優作投手が4日、ジャイアンツ球場の室内練習場で行われた実戦形式の打撃練習「ライブBP」に登板し、支配下登録入りへアピールした。新指揮官の目前で持ち味の左横手から力強い球を投げ込み、練習後には指揮官へ直接「対決」を直談判する一幕もあった。

 投球後、松井監督のもとへ自ら歩み寄った変則左腕。「どう見えていましたか」と助言を求めると、「自分の強みを理解してやっていけばいい方向にいく。しっかりインコースにシュート系を投げられれば、外もきいてくる」と金言を授かった。

 現役時代に球界を代表する強打者として鳴らした指揮官の目線を知ろうと、若武者はさらに食い下がった。「打席に立ってみないと分からないけどね」と前置きされた瞬間、「じゃあ、今度立ってほしいです」と打席入りを大胆にも熱望。しかし、これには指揮官も「嫌だよ」と即座に断固拒絶。思わぬ“門前払い”となった。

 松井監督は「松井選手みたいなすごいバッターじゃなくて、もっとすごいバッターを背負った方がいいと思います。(直接対決の拒否について)今、打てないですから、もう」と苦笑い。若手との交流について「たぶん長嶋さんに『立ってください』って言っていた投手もいた気がしますけどね。その辺は変わらないんじゃないですか」と懐かしんだ。

 そんな河野が目指すのが、元阪神の遠山昭治(1999年から奬志)氏だ。河野自身と同じ左サイドスローを武器に、現役時代の松井監督を通算被打率.256、1999年には13打数無安打と封じ込めた“キラー”として知られる。新監督就任を機にスタッフからその存在を聞かされ、以前から動画サイトで2人の対戦映像を研究してきた。「左バッターに打たれてはいけないポジション。苦手だったならアピールになる」と、指揮官を苦しめた先達の姿を脳裏に焼き付けてマウンドに立っていた。

 この日は武器のスライダーで左打者から空振りを奪うなど上々の内容を見せ、チェンジアップの感覚も掴むなど収穫の多い登板となった。「まずは育成選手なので、早く支配下に上がることがスタートライン。相手が『嫌だな』と思われる投手になりたい」と河野。貪欲な研究心と物怖じしない度胸を武器に、早期の支配下登録へ突き進む。

【実際の映像】松井監督も絶賛 “超変則フォーム”の河野優作

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