イチローが意識した「その日しか来られない人」 継続した試合出場…貫き続けた“プロの矜持”

マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏【写真:ロイター】
マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏【写真:ロイター】

1994年から5年連続フル出場…メジャーでもIL入りはわずか1度

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が「パワプロ・プロスピ公式チャンネル」の動画に出演した。「僕から休むのは絶対なかった」と現役時代を振り返り、球場に足を運ぶファンへの思いを明かした。

「プロ野球スピリッツA」の11周年特別スカウト開催に合わせ、「レジェンドたちの偉業」に関するクイズに挑戦。自身が記録を達成する上で大切にしていたことを問われると、目指していた選手像を語った。

「球場に行ったら必ずあそこにイチローがいるっていう選手になりたかったんですよ。もうそれに尽きる。それができたら、それはもうあとはやればいいことでね」

 イチロー氏は野球界最高のヒットメーカーとして安打を量産し、数々の記録を樹立してきた。自身も誰にも負けない「自信」があったという。「ゲームにさえ出られれば、僕が健康であれば」、ライバルを上回って安打を打つことに絶対的なプライドがあった。

 その上で強調したのが、ファンの存在だった。「その日しか来られない人っているわけだから、その日に僕が休んでたら、せっかく僕を見に来てくれてるのに」。自分が欠場した時、観戦に来た人がどう感じるかを、いつも想像していたと明かした。

「だから僕から休むのは絶対なかったし」。監督から休むよう指示され、欠場したことはあったという。それでも、球場で自分を見たいと願うファンを意識し、出場することを「それを一番大事にしてました」と振り返った。

 1994年にブレイクしたイチロー氏は、同年から5年連続でフル出場を継続した。しかし1999年に死球の影響で連続試合出場がストップし、2000年も途中離脱した。メジャーに移籍して以降はまさに無事是名馬だった。負傷者リスト入りはWBC出場後の2009年だけ。長丁場のメジャーにあって、フル出場は計4度、150試合以上の出場は13度を数えた。

(Full-Count編集部)

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