イチロー氏が「こなきゃいけなかった」 気づいた訪問の意味…強豪と進学校の“決定的な違い”

大分舞鶴高を指導…ライバル・明豊を例に挙げ、練習の質を問う
マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が7、8両日、大分舞鶴高を指導した。初日は部員たちの守備を見て「俺、いらないのじゃないかって」と話していたが、2日目に印象が変化。県内の強豪・明豊に対して決勝で敗れ続けるナインに対し、ライバルとの“違い”を伝えた。
7日は外野ノックを見守り、時には自ら捕球を実演。昨年、今夏と大分大会決勝まで進みながら甲子園に届かなかった選手たちの姿に、「本当にあと一歩なんだと、守備を見てても分かります。俺、いらないじゃないかって」と語っていた。
しかし、2日目の走塁練習では二塁走者の打球判断に気になる点があったようで、練習を中断。「18(歳)でプロ野球に入って、一番難しいと感じたのは打球判断。打球判断が試合を決めることも多い」と語りかけ、「今日はちょっと距離のある一歩だなとも思った」と印象の変化を口にした。
そして「みんなは甲子園出場を狙っている。でも、相手は全国制覇を狙っている」と指摘。明豊について「優勝候補が、1回戦で当たるとマジかぁってなるチーム」と評し、自分たちが目標とする相手もさらに上を目指していることを強調した。「止まっていると思ったら、大間違い」。普段から格上との対戦を想定するよう求めた。
文武両道の進学校で、野球に使える時間は限られる。「学業しないといけない。野球だけに打ち込めない。それなら、クオリティ上げるしかないよ」。打撃練習で打てる相手と対戦する際、あえて2ストライクから始めることも提案し、難しい状況をつくる必要性を説いた。
「昨日、俺もうこなくていいんじゃないかと思ったけど、これは、こなきゃいけなかった」。二塁ベース付近で語りかけた時間は約40分に及んだ。厳しい言葉を受けた2年生の本田唯人捕手は「もっと自分たちで厳しさ求めてやらないといけないなと思いました」と、課題を受け止めていた。
(Full-Count編集部)