ロッテ、大谷智久の現役引退と育成投手コーチ就任を発表「感謝の気持ちで一杯」
「本日をもってプロ野球選手生活に区切りをつけ引退を決断しました」
ロッテは14日、今オフに戦力外通告を受けた大谷智久投手の現役引退と、育成投手コーチへの就任を発表した。
大谷は報徳学園時代の2002年に選抜優勝投手として活躍。早大、トヨタ自動車とアマチュア球界のトップを走り、2009年ドラフト2位でロッテ入りした。15年に自己最多56試合登板し、防御率2.39をマーク。今季の1軍登板はなく、11月9日に戦力外通告を受けていた。他球団での現役続行を目指していたが、現役引退を決断した。通算340試合に登板し20勝34敗、120ホールド、防御率3.67。
以下、大谷が球団を通じて発表したコメント。
「ファンの皆様、11年間たくさんの応援をいただき本当にありがとうございました。本日をもってプロ野球選手生活に区切りをつけ引退を決断しました。幼い頃から野球が大好きでプロ野球選手になるという夢を抱き両親をはじめ沢山の方々と仲間のサポートがあって09年ドラフトでマリーンズに入団をすることが出来ました。大学の大先輩である小宮山悟さんの背番号『14』をつけさせていただく事となり興奮したことを今でも鮮明に覚えています。プロ1年目にマリンで初登板を果たしプロ初勝利、初ホールド、先発、中継ぎ、抑えと様々な経験をさせていただきました。派手さもないボクをいつも大声援で送り出してくださったファンの皆様には感謝の気持ちで一杯です。失敗ばかりでしたがどんな時も勇気と力を与えていただき幾多の困難を共に乗り越え、支えてくださり本当にありがとうございました。今後はコーチという立場で選手をサポートする形になります。選手に寄り添い、一人一人の個性を伸ばせるようボク自身も学び、野球人として一人の人間としても共に成長したいと思います。マリーンズでの出会いと縁を大切にチームの勝利のため、未来のために、全力を尽くしてまいります。11年間、本当にありがとうございました」
(Full-Count編集部)