鷹・千賀滉大、1億円増の4億円でサイン! 来季中に国内FA権も単年契約「自覚持って」

会見に臨んだソフトバンク・千賀滉大【写真:代表撮影】
会見に臨んだソフトバンク・千賀滉大【写真:代表撮影】

最多勝など投手3冠に輝き、巨人・山口鉄也を抜き育成出身者の史上最高年俸に

 ソフトバンクの千賀滉大投手が26日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1億円増の年俸4億円で契約を結んだ。早ければ、来季中にも国内FA権を取得するが、単年契約となった。(金額は推定)

 千賀はキャンプ中に前腕部の張りを訴えて出遅れ。新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期となったものの、間に合わずに開幕ローテから外れた。7月7日の楽天戦で1軍復帰を果たすと、そこからは大車輪の活躍を見せた。

 シーズン終盤には5試合連続自責点ゼロ、怒涛の4連勝をマークするなど、ラストスパートに貢献。18試合に登板して11勝6敗、防御率2.16の好成績を残し、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振と3冠を手にし、3年ぶりのリーグ優勝、4年連続の日本一の立役者の1人となった。

 育成出身選手の年俸4億円は、2014年から2017年の巨人・山口鉄也投手を抜き、史上最高額に。交渉後には「非常に嬉しく思いますし、また来年やらないといけない。自覚持ってやりたいと思います」と話した。

 千賀は早ければ来季中には国内FA権を取得する予定。さらには2022年度中には海外FA権を取得見込みだ。かねてメジャーリーグ挑戦の希望を持っており、球団にはポスティングシステムによるメジャー挑戦の希望も伝えていた。この日の交渉でもメジャー移籍の思いは継続して話し合いを行ったという。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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