ダルビッシュ、2対5の大型トレードでパドレス移籍 スネルと左右エースで世界一へ

パドレスへのトレードが決まったダルビッシュ有【写真:Getty Images】
パドレスへのトレードが決まったダルビッシュ有【写真:Getty Images】

2対5の大型トレード、女房役のカラティニも移籍

 カブス・ダルビッシュ有投手がパドレスにトレードで移籍することが28日(日本時間29日)決まった。カブスからはダルビッシュと女房役のカラティニの2選手が加入し、パドレスで今季7勝を挙げたザック・デイビーズら計5選手が交換相手となる。この日、両球団の間で合意に達したと複数の米メディアが報じている。

 パドレスは27日(同28日)にはレイズからサイ・ヤング賞左腕のブレイグ・スネル投手を4対1の大型トレードで獲得したばかりだった。連日の大型補強となった。ダルビッシュは2018年に6年1億2600万ドル(約134億8200万円)の超大型契約を結んでおり、その中にはトレード拒否権も含まれている。だが、その対象が今季までの全30球団から来季は12球団に減り可能性はゼロではないとされており、オフに入りトレード話が噂されていた。

 ダルビッシュは今季12試合に先発しリーグ最多の8勝(3敗)、同2位の防御率2.01をマーク。サイ・ヤング賞投票でもバウアーに次ぐ2位の得票を集め、昨年から表彰がスタートした両リーグのベストナイン「オールMLBチーム」のファーストチーム(1位チーム)にも選出されるなど活躍の1年だった。

 パドレスからカブスに移籍するのは27歳のデイビーズの他、17歳のレヒナルド・プレシア―ド内野手、20歳のエイソン・サンタナ内野手、ともに18歳のオーウェン・ケーシー外野手、イスマエル・メナ外野手の5選手。ダルビッシュの代わりの先発投手プラス若手有望株4人の顔ぶれとなった。

 パドレスは今季、14年ぶりのプレーオフ進出を果たしており、ダルビッシュの加入でスネルとの左右のエースが確立。最強ローテ誕生で球団史上初のワールドシリーズ制覇も現実味を帯びてくる。

(Full-Count編集部)

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