【投手の球数を考える】メッセと藤浪、投球数の比較で浮かび上がる一つの仮説

2017年のWBCでは侍ジャパンにも選出された阪神・藤浪晋太郎【写真:Getty Images】
2017年のWBCでは侍ジャパンにも選出された阪神・藤浪晋太郎【写真:Getty Images】

驚異的なスタミナの持ち主メッセンジャー、NPBでも稀有な存在

 NPBではシーズン3000球をクリアする先発投手は極めて少ない。ましてや連続して3000球を投げ続ける投手は、近年では稀有と言ってもいい。そんな中で例外的なパフォーマンスを見せているのが、阪神・メッセンジャーだ。

 同投手とチームメイトの藤浪晋太郎の登板記録を見ていくと、ある種の仮説が浮かんでくる。

 藤浪が入団して以降のセ・リーグの投球数ランキングが以下。1登板当たりと、1回当たりの投球数も加えた。

〇2013年
1メッセンジャー(神)3265球(1登板108.8球 1回16.63球)
2三浦大輔(De)2845球(1登板105.4球 1回16.20球)
3菅野智之(巨)2832球(1登板104.9球 1回16.09球)
4八木亮祐(ヤ)2730球 (1登板105球 1回17.96球)
5小川泰弘(ヤ)2720球(1登板104.6球 1回15.28球)
18藤浪晋太郎(神)2252球(1登板93.8球 1回16.38球)

〇2014年
1メッセンジャー(神)3544球(1登板114.3球 1回17.01球)
2久保康友(De)2987球(1登板106.7球 1回16.75球)
3前田健太(広)2866球(1登板106.1球 1回15.33球)
4藤浪晋太郎(神)2844球(1登板113.8球 1回17.45球)
5山井大介(中)2804球(1登板101.2球 1回16.15球)

2015年にさらなる飛躍を遂げた藤浪、“スタミナ”でもメッセンジャー超え

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