「中日は暗い」イメージの“正体”は? 新風吹かせた内野手が語るチームカラー
2015年から中日で5年間プレーした“ムードメーカー”亀澤恭平
苦境のチームに、新風を吹かせたのは間違いなかった。中日がBクラスの常連になり始めていた2015年。ソフトバンクの育成から支配下選手として加入したのが、亀澤恭平内野手だった。底抜けの明るさでファンサービスやパフォーマンスを率先して実施。自らのスタイルを貫いた先に“変化”もあったと振り返る。
主力の平田良介外野手とともに、ベンチ横のカメラに向かってポーズを決める。6年前の中日では、恒例の光景だった。ファンに楽しんでもらうためのパフォーマンスを考案。メディアへの発信にも積極的に取り組んだ。ごく少数からは否定的な意見もあったが、「何人かは騒いで盛り上げる人がいたっていい」と変えなかった。
もちろん、3年間過ごしたソフトバンクとはチームの雰囲気は違った。一部で噂され、耳にすることもあった「中日は暗い」というイメージ。いざ飛び込んでみると、言葉が一人歩きしているように思えた。
「暗いというか、淡々と野球をするのがチームカラーなんだと。闘志を内に秘めて戦っている感じを受けました」