田中将大の残留の可能性さらに低く? ヤンキースがトレードで先発補強に動く

ヤンキース・田中将大【写真:AP】
ヤンキース・田中将大【写真:AP】

ヤンキースがパイレーツとタイヨンのトレードで交渉を進めている

 ヤンキースが、トレードでパイレーツの先発投手ジェイムソン・タイヨン投手の獲得に乗り出していると、複数の米メディアが報じた。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「最有力候補に浮上しているようだ」とレポートしている。

 今オフ、FAとなっていたDJ・ルメイヒュー内野手の残留に成功し、さらに、サイ・ヤング賞2度のコーリー・クルーバー投手も獲得したヤンキース。年俸総額がぜいたく税のラインに迫っており、FAとなった田中将大投手の残留の可能性が低くなったと見られている中で、更なる先発投手補強に動いているようだ。

 タイヨンは29歳の右腕。2010年のドラフト1巡目でパイレーツに入団すると、2016年にメジャーデビューを果たして18試合で5勝をマークした。2018年には34試合で14勝10敗、防御率3.20の好成績をマークしていた。2019年に2度目のトミー・ジョン手術を受け、昨季は登板なしに終わっている。

 フェインサンド記者は「情報筋によると、ヤンキースはパイレーツとジェイムソン・タイヨンについて交渉している。決まったことは何もないが、彼らは契約の最有力候補に浮上しているようだ」と自身のツイッターで速報。ヤンキースとパイレーツの間でトレードの話が進んでいることを伝えた。

 タイヨンが加入すれば、ゲリット・コール投手や加入が決まったクルーバーらに続く先発投手がチームに加わることになるヤンキース。このトレードがまとまることになれば、田中将大投手のヤンキース残留の可能性はさらに低くなりそうだ。

(Full-Count編集部)

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