オーディションは100倍の難関 プロ野球チアの可能性を広げた「BsGirls」

「BsGirls」がプロ野球チアの可能性を広げた【写真:編集部】
「BsGirls」がプロ野球チアの可能性を広げた【写真:編集部】

2014年に誕生、昨季メンバーから5人が卒業

 昨年12月14日、オリックスの公式ダンス&ヴォーカルユニット「BsGirls」のPerformer、HONOMI、MOE、MIKU、RAY、LISAの5人の卒業が発表され、1月14日に開催された「BsGirls2017 FINAL LIVE」は大盛況のまま幕を閉じた。

 そもそも「BsGirls」とは何か。プロ野球の12球団はそれぞれ公式チアリーディングチームを擁しているが、オリックスが誇る「BsGirls」は、エイベックスとのコラボレーションから生まれた球界初の「ダンス&ヴォーカルユニット」だ。彼女たちは公式戦開催日には、特設ステージやグラウンドでダンス、オリジナル楽曲を披露するかたわら、結成年から毎年シングルを発表。高いプロ意識、クールなビジュアル、ハイクオリティなパフォーマンスなどで、球団の垣根を越えた支持を集め、数多くのワンマンライブも成功させてきた。

 もともとオリックスには「Bs Dreams」というチアリーディングチームがあり、「BsGirls」はそれを母体として2014年に誕生した。結成初年度のオリックスのスローガンは「さらに、ひとつになろう」。この「ひとつになる」をコンセプトに、「BsGirls」は球場やテレビの前のファンが持っていないポンポンではなく、公式グッズのタオルやフラッグを使ったダンスやボーカルパフォーマンスを実施。すると、たちまち人気を博し、オリックスは同年6年ぶりのAクラス入りを果たした。彼女たちはまさに勝利の女神として、チームの躍進に貢献したというわけだ。

「BsGirls」のメンバーは、オリックスとエイベックスの合同オーディションによって選ばれる。「カッコイイ」をコンセプトとしており、昨年の倍率は何と100倍。現役メンバーも毎年オーディションを受け直して活動を続けている。

 そして今回、5人のPerformerが「BsGirls」を卒業することとなった。彼女たちが「BsGirls」として活動するのは、1月27日、28日に京セラドーム大阪で行われるサイン会が最後となる。しかし、卒業後もオリックスに対する熱い想いはきっと変わらないだろう。

 今シーズン結成5年目を迎える「BsGirls 2018」はどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。その歌と力強いダンスでファンとチームがひとつになり、最高の結果を呼び込んでくれることを期待している。

【動画】BsGirlsのデビューは2014年…デビューシングルには懐かしのメンバーたちが!

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