元DeNAパットンは「ブルペンに厚みをもたらす」 レンジャーズ復帰でMLB公式注目

レンジャーズとマイナー契約を結んだスペンサー・パットン(写真はDeNA時代)【写真:荒川祐史】
レンジャーズとマイナー契約を結んだスペンサー・パットン(写真はDeNA時代)【写真:荒川祐史】

元巨人マイコラスら逆輸入投手の成功例を挙げ、活躍の可能性を示唆している

 昨季までDeNAに在籍したスペンサー・パットン投手はレンジャーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加する。DeNAでの4年間で計219試合に登板、通算101ホールドをマークした右腕にとっては6年ぶりのレンジャーズ復帰。MLB公式サイトは「レンジャーズのブルペンに厚みをもたらすだろう」と予測している。

 パットンは2014~15年にレンジャーズに在籍。2年間で36試合に登板して2勝1敗、防御率6.75を残し翌16年にカブスで16試合に登板すると、17年にDeNAへ。4年間で219試合、12勝9敗7セーブ、101ホールド、防御率3.68の成績を残し、レンジャーズに復帰することになった。

 日本で結果を残し再びメジャーの舞台に戻ってきた右腕を「複数の選手が戻ってきて成功しており、最近ではマイルズ・マイコラスがカージナルスで奮闘している。メリル・ケリーはKBOで投げた後にダイヤモンドバックスと契約した」と最近の“成功例”を挙げ、パットンにもその可能性があることを示唆。

 レンジャーズは先日、2019年にブルージェイズで52試合に登板したサム・ギャビグリオとマイナー契約をかわしており、パットンとともに「ブルペンに厚みをもたらすだろう」と予測している。

 巨人で3年間プレーしたマイコラスはメジャー復帰1年目の2018年にカージナルスで18勝を挙げて最多勝を獲得。2015年から4年間、韓国リーグSKに在籍したケリーは19年にダイヤモンドバックスで13勝を挙げている。また、前中日の左腕ジョエリー・ロドリゲス投手は昨季レンジャーズで12試合に登板、防御率2.13をマークしている。

 パットンも同様にメジャーで輝きを放てるか。「開幕ロースターに割って入ることができれば、レンジャーズのために素晴らしい投球回をもたらすだろう」と、逆輸入右腕の活躍に期待を込めていた。

(Full-Count編集部)

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