2017年ブ軍ドラ1の日系3世ヒウラは「優秀」 豪快打撃で有望株ランク56位

ケストン・ヒウラの昨季の成績一覧
ケストン・ヒウラの昨季の成績一覧

「MLBパイプライン」は豪快な打撃映像も紹介「早い段階で昇格も」

 日本ハムからポスティングシステム(入札制度)でエンゼルスに移籍した大谷翔平投手が、MLB公式サイトの若手有望株格付けコーナー「MLBパイプライン」の最新ランキングで1位に選出された。そして、同ランキングの中には他にも、日本にルーツを持つ選手がいる。昨年のドラフトでブルワーズから1巡目指名を受けた日系3世のケストン・ヒウラ内野手(21)。球団内最上位となる56位に入り、「MLBパイプライン」ではその豪快な打撃の映像が紹介されている。

 父方の祖母が日本人の日系3世。カリフォルニア大学アーバイン校時代には米国代表に選出され、2016年の日米大学選手権で来日した経験も持つ。ドラフト1巡目(全体9位)の高評価でブルワーズに入団すると、昨年はルーキーリーグで打率.435、1Aでも打率.333と活躍。前評判通りの実力を見せ、あっという間にブルワーズ最高の有望株となった。

 MLB公式サイトでは、「ヒウラは2017年のチーム1巡目(全体9番目)指名であり、肘の故障からの復帰をしながらも打席では優秀さを発揮した」と紹介。ブルワーズは先日、マーリンズからクリスチャン・イエリッチ外野手をトレードで獲得し、代わりに4人の若手を放出した。その中には超有望株も含まれていたが、記事では「ヒウラの存在感、さらに彼に続く内野手のプロスペクト、マウリシオ・デュボン(2016年にレッドソックスからトラビス・ショウとのトレードで加入)が在籍していることもあり、チームは内野手のイサーン・ディーアスをイエリッチの交換要員とすることとなった」と分析している。

 昨年、ドラフトで指名されたばかりのヒウラ。メジャーでは、近年のハーパー(ナショナルズ)ら規格外の選手を除いて、どんな有望株もマイナーでそれなりの下積み時代を過ごすが、MLB公式サイトは「ヒウラはブルワーズのマイナー組織を早い段階で昇格することも考えられ、デュボンは22歳の昨季3Aを経験している」と、早期でのメジャー昇格の可能性にも触れている。

 21歳の日系3世がメジャーの舞台で大谷と対峙する日も近そうだ。

【動画】ブルワーズ有望株のケストン・ヒウラが魅せる“豪快”なパンチのある打撃!

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