澤村拓一、Rソックスと契約合意間近 MLB公式も報道、守護神抜擢の可能性も

ロッテから海外FA権を行使している澤村拓一【写真:荒川祐史】
ロッテから海外FA権を行使している澤村拓一【写真:荒川祐史】

大リーグ公式サイト「手続き上の問題で保留となっているため、正式サインを発表してない」

 レッドソックスがロッテから海外フリーエージェント(FA)宣言した澤村拓一投手を獲得間近と大リーグ公式サイトが伝えた。正式契約となれば、レッドソックスでは7人目の日本人選手となる。

 澤村は昨年11月末にメジャー移籍を目指して海外FA権を行使。ロッテなど国内残留も選択肢に入れていたが、12月中旬に澤村の代理人を務めるジョン・ボッグス氏が6球団ほどから問い合わせを受けたと現状を説明していた。大リーグ公式サイトは「いくつかの手続き上の問題で保留となっているため、正式サインを発表していない」と伝えた。

 レッドソックスはかつて野茂英雄、松坂大輔、岡島秀樹、斎藤隆、上原浩治、田澤純一と多くの日本人投手が活躍した。救援陣ではヤンキースからトレード獲得した通算463登板のアダム・オッタビーノ、昨季9セーブのマット・バーンズ、元広島のライアン・ブレイシアらが所属。大リーグ公式サイトは澤村が守護神争いする可能性も指摘している。

昨季はア・リーグ東地区最下位で、チーム防御率5.58はリーグ14位(メジャー28位)と低迷した。3年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指す名門球団で投手陣立て直しの一役を担う。

 澤村は栃木・佐野日大高から中大を経て2011年ドラフト1位で巨人入団。1年目に先発で11勝を挙げて新人王に輝き、15年に抑えに転向して16年は最多セーブを獲得した。昨季は巨人で防御率6.08と苦しんだが、9月にロッテへトレード移籍。救援で22試合登板して防御率1.71と活躍し、チーム13年ぶりの2位とクライマックスシリーズ(CS)進出に貢献した。

(Full-Count編集部)

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