山口俊、他球団移籍は年俸3.3億円がネック? 米指摘「請け負う球団は想像しにくい」

ブルージェイズからDFAとなった山口俊【写真:AP】
ブルージェイズからDFAとなった山口俊【写真:AP】

MLB公式「2020年は重要でない場面での登板ばかりだった」

 ブルージェイズからDFA(ロースター40人枠から外す措置)となった山口俊投手。今後は他球団へのトレードやウエーバー公示にかけられての移籍、マイナー降格などの可能性があるが米メディアは「ヤマグチの年俸を請け負おうとする球団が出てくるとは想像しにくい」と、他球団への移籍は厳しいと見ているようだ。

 山口は2019年オフに巨人からポスティングシステムを利用してメジャー挑戦。2年総額635万ドル(当時6億9900万円)プラス出来高でブルージェイズ入りしたが、昨季は17試合登板し、2勝4敗1ホールド、防御率8.06。好不調の波が激しく、ポストシーズンのロースター枠から外れていた。

 山口のDFAを米メディアはどのように見ているのか。米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「率直に言って球団が期待した通りの結果は残せなかった」と厳しい評価を下し、昨季の成績を振り返った。

 2年契約最終年となる今季の年俸は317万5000ドル(約3億3000万円)。山口がマイナー降格を選べばブルージェイズが、移籍すれば他球団が支払う形になるがコロナ禍で厳しい経営となっている現状に「ヤマグチの年俸を請け負おうとする球団が出てくるとは想像しにくい」と指摘している。

 また、MLB公式サイトも「ヤマグチはブルージェイズと昨オフシーズンに2年契約を結んだが、メジャーでのデビューシーズンは苦戦した」とし、「先発と回跨ぎができるリリーフ両方の能力を持ってブルージェイズにやってきたが2020年は重要でない場面での登板ばかりだった」と伝えていた。

(Full-Count編集部)

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