大谷は「熱狂を再燃させられるか」 秋山&元鷹ムーアもMLB公式「興味をそそる選手」

エンゼルス・大谷翔平(左)とレッズ・秋山翔吾【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平(左)とレッズ・秋山翔吾【写真:AP】

大谷の投手としての活躍は「かなり昔のことだ」と指摘している

 大リーグのスプリングトレーニングは2月中旬からアリゾナ、フロリダ両州で始まった。大リーグ公式サイトは「今春、各球団の興味をそそる選手」を紹介。エンゼルスでは大谷翔平投手、レッズは秋山翔吾外野手、フィリーズでは昨季ソフトバンクでプレーしたマット・ムーア投手を挙げている。

 メジャー4年目を迎える大谷について「二刀流選手の実験は、うまくいかなくなるまでは順調だった。うまくいっていたのは2018年のシーズン序盤で、野球においてはかなり昔のことだ」と説明。同年10月のトミー・ジョン手術、昨年の右前腕部損傷から完全に回復したと考えられているが、「彼はストライクを投げ、MLBにおけるユニークな役割への熱狂を再燃させられるだろうか?」と指摘している。打者のみならず、投手として2018年シーズン序盤の投球を取り戻せるか、注目している。

 メジャー1年目の昨季は54試合に出場、打率.245(155打数38安打)だった秋山に関しては「昨年は日本からやってきた32歳のベテランにとって非常にアンフェアだった。スプリングトレーニングでメジャーの投手に適応する時間が十分に与えられなかった」と解説。「2020年の短縮シーズン(60試合制)は有利に働かなかった。準備ができた状態でどれだけできるのか見てみようじゃないか」としている。NPBで通算1405安打を放った技術をメジャーで発揮できるか、改めて注目している。

 そして、フィリーズではムーアだ。31歳の左腕は昨季ソフトバンクで13試合に登板し、6勝3敗、防御率2.65をマーク。オフに1年300万ドル(約3億1700万円)+出来高でフィリーズと契約した。「投手層が薄いフィリーズは、2020年シーズンを日本のフクオカで過ごしたムーアを米国に連れ戻した。日本で85イニングを投げ防御率2.65、98奪三振、26与四球を記録した」と解説。「プロスペクトのリスト上ではかつてマイク・トラウト外野手(エンゼルス)やブライス・ハーパー外野手(フィリーズ)らと並んで位置づけられていた。2013年にオールスターに選ばれていたが、怪我と不振に邪魔されていた」としている。2年ぶりにメジャーの舞台に戻ることになった左腕がどんな投球を見せるか、関心は高いようだ。

(Full-Count編集部)

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