大谷翔平は「プレミアなアスリート」 指揮官が“助言の取捨選択”求めるワケ

エンゼルス・大谷翔平【写真提供:Angels Baseball】
エンゼルス・大谷翔平【写真提供:Angels Baseball】

マドン監督が試合中インタビューで大谷の進捗について見解

 エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)のマリナーズ戦に「3番・指名打者」でスタメン出場。3回にあと数メートルで本塁打という勝ち越しの中犠飛を放ち、5回には左前打を放った。オープン戦3試合連続安打で2試合連続打点、打率.571と好調。投げても5日(同6日)のアスレチックス戦で100マイル(約160.9キロ)を計測するなど順調な姿を見せており、ジョー・マドン監督もこの日の試合中インタビューで改めてその頼もしさを語っている。

 FOXスポーツ・ウエストの公式ツイッターでは、試合中のベンチでヘッドセットを装着し、インタビューに応えるマドン監督の映像を公開。大谷の二刀流復活へ向けた過程を問われると「彼は投打両方を非常にうまくやっている。投げては100マイル、打ってはグリーンモンスター(バックスクリーン)を超えるホームラン。より快適な状態にあるように思える」とうなずいた。

 さらに、大谷への指導について「彼にあれこれ指図したくない。彼はプレミアなアスリートだ。私たちはアドバイスをするが、必要なことだけ採用してくれればいい。あれはできる、これはできないと伝えることで彼らの素晴らしいアスリートとしての力を奪うことは絶対にしたくない」と強調。あくまで助言の取捨選択は任せるとした上で「彼が日々やっていることをサポートしてあげて、彼の話に耳を傾ける。そして最高を引き出せるように尽くすことだ」と述べた。

 シーズン開幕に向け、投打とも順調にきている大谷。指揮官の“親心”を受けながら、完全復活への準備を整えていく。

(Full-Count編集部)

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