パドレス牧田、“活躍要素”は多数 サブマリン、野茂氏、本拠地…

侍ジャパンにも選出され活躍を見せた牧田和久【写真:Getty Images】
侍ジャパンにも選出され活躍を見せた牧田和久【写真:Getty Images】

日本ではお馴染みの野茂氏、斎藤氏、大塚氏が在籍する

 昨季まで埼玉西武で活躍した牧田和久投手は、今年から海を渡り、サンディエゴ・パドレスでプレーする。パドレスはヤンキースやレッドソックスほど馴染み深くはないが、実はパ・リーグとは意外な繋がりがある球団だ。今回は、そのパドレスについて紹介したい。

 パドレスのアンディ・グリーン監督は、2007年に北海道日本ハムでプレーした経験を持つ。2004年から大塚晶文氏が在籍し、現在は野茂英雄氏と斎藤隆氏がアドバイザー、元北海道日本ハムトレーニングコーチの中垣征一郎氏がトレーナーを務めている。

 馴染み深くないどころか、むしろパ・リーグとは何かと縁のある球団がパドレスなのだ。MLB初挑戦の牧田投手にとっては、比較的プレーしやすい環境だと言えるかもしれない。

 さらに、パドレスの本拠地であるペトコ・パークはMLBでも屈指の「投手有利」な球場として知られる。昨年のパークファクター(得点や本塁打の生まれやすさを表す指標)は、アストロズのミニッツ・メイド・パークに次ぐワースト2位の数字だ。

 すなわち、投手にとっては自らの成績を伸ばしやすい環境でもあり、牧田投手がその恩恵を受けられる可能性も十二分にあるだろう。

 パドレスは、MLBの球団拡張を受けて1969年に誕生した。市場規模の大きいチームではないことに加え、所属するナショナルリーグ西地区にはドジャースとジャイアンツという強豪が存在していることも相まって、2006年を最後に地区優勝からは遠ざかったままだ。

希有なサブマリンはチームを救うことができるか

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