小学校の敷地に達する特大弾!?　トラウトのムーンショットに「確かに彼は飛ばした」

3試合連続弾は左翼フェンスをはるかに超えて闇夜に…

■エンゼルス 7ー5 ブルージェイズ（日本時間9日・ダンイーデン）

　エンゼルスのマイク・トラウト外野手が8日（日本時間9日）、敵地で行われたブルージェイズ戦で特大の3号ソロを放った。MLB公式サイトは「トラウトのムーンショットが文字通り学校までボールを運ぶ」として、打球が左翼後方にある小学校の敷地に届いたと伝えた。

　ブルージェイズの本来の本拠地カナダ・トロントでの公式戦開催がコロナ禍により困難なため、フロリダ州ダンイーデンにあるTDボールパークで行われた一戦。3-3で迎えた5回、トラウトが捉えた打球は左翼フェンスをはるかに越え、闇夜に吸い込まれていった。

　MLB公式によると、打球速度は110.6マイル（約178キロ）、飛距離は444フィート（約135メートル）。「見たところTDボールパークの左翼後方フェンスを越えたところにあるカーティス・ファンダメンタル小学校の建物を直撃したようだ」と伝え、米紙「ロサンゼルス・タイムズ」のエンゼルス担当記者ジャック・ハリス氏のツイートを紹介している。

　ハリス氏は「計算したが、確かに彼は（小学校まで）飛ばした」と綴り、上空から撮影されたTDフィールドとその周辺の写真を投稿。実線を添え、135メートルの飛距離であれば小学校に達していると伝えている。

　トラウトにとっては通算9度目の3試合連続弾。チームはこの試合を延長の末に7-5で制して、5勝2敗と好スタートを切った。マドン監督は「幸運にも時間が夜で学校が終わっていた。非常にいい当たりだった」と上機嫌で主砲の特大弾を振り返っていた