長打力の佐藤輝&無失点の栗林が“本命”も… 群雄割拠の新人王争い【セ編】
DeNA牧はリーグ8位の打率.289、3年目根尾は4日にプロ初アーチ
プロ野球が開幕して6週間が過ぎた。各球団とも30試合以上、レギュラーシーズンの約4分の1を戦い、コロナ禍で来日がままならなかった外国人も合流し、今季の戦力がほぼ出そろった頃だろう。今季は新戦力の台頭が顕著で球界を盛り上げている。ここではセ・リーグの新人王有資格者のここまでの活躍を振り返る。(記録はすべて5月5日時点)
首位を走る阪神ではドラフト1位ルーキー、佐藤輝明内野手(近大)が評判通りの働きを見せている。32試合に出場して打率.263(118打数31安打)、9本塁打はリーグ2位で25打点はリーグトップタイ。タイトル争いにも割って入ってきそうな勢いだ。
阪神ではドラフト6位の中野拓夢内野手(三菱自動車岡崎)が健闘している。25試合に出場して打率.344、3盗塁。二塁もしくは遊撃手として貴重な働きをしている。
投手ではドラフト2位の左腕伊藤将司(JR東日本)がここまで3試合に登板して2勝0敗防御率1.71。4月24日のDeNA戦では新人一番乗りの完投勝利を飾った。