大谷翔平、自打球で悶絶直後に185キロ適時二塁打 痛み堪え激走、解説「ロケット」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

投球では2回に1死二塁のピンチ招くも空振り三振、右飛に打ち取る

■Dバックス ー エンゼルス(日本時間12日・アリゾナ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、指名打者制のない敵地・ダイヤモンドバックス戦で「2番・投手」で出場した。投打同時出場は6度目。3回の第2打席で自打球を右膝に受けて悶絶しつつもプレーを続行。右中間を破る適時二塁打を放った。

 自打球も物ともしなかった。1点リードの3回2死一塁。メリル・ケリーの内角フォーシームをフルスイング。打球が右膝に直撃した。「あぁぁ」と絶叫。その場にうずくまった。チームトレーナーらが患部を確認。敵地スタンドからは温かい拍手が送られた。

 その後もプレーを続行。6球目のシンカーを右中間へ打ち返した。打球速度114.9マイル(約184.9キロ)の適時二塁打。地元解説のマーク・グビザ氏は「ロケットだ」と唸る高速打球だった。さらに、レンドンの中前適時打で生還した。

 投球では初回は2三振を奪って3者凡退。2回は1死からスミスの左中間二塁打でピンチを招いたが、ペラルタをスプリットで空振り三振。ケリーを右飛に打ち取った。フォーシームの最速は97.3マイル(約156.6キロ)。

 球団によると、ナ・リーグ本拠地試合で先発投手が打順4番までに入るのは史上初めてだ。前回投打同時出場した4日(同5日)の本拠地マリナーズ戦では6回10奪三振無四球4安打2失点と好投し、今季2勝目を挙げた。ナ・リーグ本拠地での先発登板は渡米4年目で初めて。3勝目を目指す。

【動画】足を気にしながらも二塁へ…大谷、自打球直後のタイムリー

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