大谷翔平、まさかのボーク連発&不満顔に反省「久々にイライラしてしまった…まだまだ」

ダイヤモンドバックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
ダイヤモンドバックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

5回8奪三振5安打2失点、打撃では4打数2安打1打点

■エンゼルス 6ー5 Dバックス(日本時間12日・アリゾナ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦で「2番・投手」で6度目の投打同時出場した。5回8奪三振5安打2失点と力投したが、救援陣が崩れて3勝目はお預けとなった。バットでは3回に右膝に自打球を当てながらも右中間適時二塁打。7回には右越え二塁打を放ち、2試合ぶり今季17度目のマルチ安打をマーク。チームは延長10回で6-5で競り勝ち4連勝。地区3位に浮上した。

 アクシデントを乗り越えた。3回2死一塁では右膝に自打球を当てて悶絶しながらもプレーを続行。右中間を破る適時二塁打を放った。打球速度114.9マイル(約184.9キロ)と高速だった。続くレンドンの中前適時打で二塁から生還した。同点の7回無死一塁では右越え二塁打を放ってチャンスを拡大。2死後、暴投の間に勝ち越した。「チームが勝つかどうかが大事。打席に関してはほぼ満点だったと思います」と振り返った。

 投球では5回にまさかの1イニング2ボークなどで2失点。5回8奪三振5安打2失点で降板し、その後は右翼の守備に就いた。右翼の守備へ付く際には審判と話し込む場面もあった。自身のボークについて、「久々にイライラしてしまったので、そこら辺はまだまだだと思うので。どういう状況でも抑えられるように徹することができれば」と反省した。6回に救援陣が崩れて3勝目は消滅。防御率2.85となった。

 球団によると、ナ・リーグ本拠地試合で先発投手が打順4番までに入るのは史上初めてだった。7回の二塁打を放った後には敵地にも関わらず「MVPコール」が響いた。「いかに早く切り替えることができるかが大事。打たれることは自分の力が足りていないと納得できる部分が多いと思うが、そういう微妙なプレーの時はもう少し冷静でいられるかどうか」と繰り返した。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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