周囲は大乱闘を警戒も…153キロ直撃に笑顔のやり取り 米感動「球界最高の人間性」

レイズのブレット・フィリップス【写真:AP】
レイズのブレット・フィリップス【写真:AP】

153キロの直球が右脇付近に直撃したフィリップスは冗談を言いながら投手に笑顔

■レイズ 5ー4 オリオールズ(日本時間13日・セントピーターズバーグ)

 死球で大乱闘に発展か? 一触即発にならなかった親友のやり取りが米で話題を集めている。12日(日本時間13日)に行われたレイズ対オリオールズの一戦で、153キロの直球で死球を受けた打者がジョークで笑い飛ばす光景にファンも「球界最高の人間性」「こいつは最高だ!」と賛辞を送っている。

 誰もが目を疑った。4回2死一塁の場面で打席に入ったフィリップスは右脇付近に95マイル(約153キロ)の直球が直撃。バットを地面に置き、マウンドに向かう仕草を見せたがどうも様子がおかしい。球審、捕手が慌てて仲裁に入ったがフィリップスは「No! No!」と満面の笑顔を見せ一塁へ歩き出した。

 実は相手投手のロペスとは2017、18年にブルワーズ傘下で共に過ごし、2018年途中にはトレードでロイヤルズへ共に移籍した親友同士だった。

 剛速球を受けても笑顔満載だったがフィリップスは「彼は大好きなチームメートの1人。わざとじゃないのは分かってるから『ちょっと楽しんでやろう』と思ったのさ」とニヤリ。ただ、周囲は乱闘になると心配していただけに「審判とキャッチャーからは私が笑っているのが見えないから『ノーノーノーノー! ただからかってるだけだって、あいつは親友なんだ!』って感じだったよ」と苦笑いだった。

 この一部始終をMLB公式サイト内の人気コーナー「Cut4」公式ツイッターが動画で公開。なんとも“ほっこり”する2人のやり取りにファンからは「球界最高の人間性」「死球を当てた投手に冗談言ってる奴は初めて見た」「彼は国宝だ」「なんて性格の持ち主」「ファンタスティックだ」と大絶賛だった。

【動画】153キロの直球を受けなぜか笑顔 ジョークを言い合う打者と投手の光景

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